ニュース詳細
里子死亡で求刑 被告は無罪を主張7月10日 14時42分
東京・杉並区の自宅で里子として育てていた3歳の女の子に暴行し死亡させたとして、傷害致死の罪に問われている被告の裁判員裁判で、検察は「里親に命を絶たれた女の子の苦痛は大きい」として懲役10年を求刑しました。
一方、被告は「暴力を振るったことはなく、私は犯人ではありません」と改めて無罪を主張して、すべての審理が終わりました。
東京・杉並区の声優、鈴池静被告(44)は、おととし、里子として育てていた渡辺みゆきちゃん(当時3)に自宅で殴るなどの暴行をして死亡させたとして傷害致死の罪に問われています。
東京地方裁判所で開かれた裁判で、検察は「家族の中で犯行の機会があったのは被告だけだ。『ママ』と呼んで信頼していた里親に暴行され、命を絶たれた女の子の苦痛は大きい」と述べ、懲役10年を求刑しました。
一方、弁護士は「被告はこれまで女の子に手を上げたことはなく、犯行の動機はない」などと述べました。
最後に鈴池被告が、法廷で「どうして自分が疑われたのか理解できません。女の子に暴力を振るったことは一度もありません。私は犯人ではありません」と改めて無罪を主張し、すべての審理を終えました。
裁判員たちは今後、評議を行い、判決は今月13日に言い渡されます。
[関連ニュース]
[関連リンク] |
|