【対談】勝間和代・安藤美冬「ノイズはさっさとブロック」
2012.07.13
「安藤さんをリアルに知っている人が悪いことを言わない限り、大したことは起きない、ということです」勝間和代氏(左)と安藤美冬氏(右)
「『勝間の裏には電通がついている』とか、臆測や悪口を言う人もいましたけどね」
経済評論家で「私塾『勝間塾』」を主宰する勝間和代氏と、今、企業からビジネスの依頼が引きも切らないノマドワーカー・安藤美冬氏。そんなおふたりが語り合った、対談企画第1〜3回目は、大きな反響を呼んだ。
今回は第4回目(最終回)として、「意識してブームをつくる」「メンタルタフネスの大切さ」「ノイズへの対処法」などについて、語ってもらった。
<前回記事はこちら>
【対談】勝間和代・安藤美冬(1)「自分の仕事は周囲が決める?」
【対談】勝間和代・安藤美冬(2)「なぜバラエティ番組に出る?」
【対談】勝間和代・安藤美冬(3)「一発屋と定番の分かれ目」
――一般の人たちに対して情報を発信していく上で、大切なことはなんでしょうか?
安藤美冬氏(以下、安藤) 難しい質問ですね。私もいざ仕事をしよう、何か始めよう、という最初の段階でいろいろ考え込んでしまいました。ソーシャルメディアでの発信でも「どういったキーワードで発信していけばいいのか?」「読者に対してはどんな言葉づかいや表現を用いれば届くのか?」とか、試行錯誤を重ねました。結果的に、それがいま「ソーシャルメディアでの効果的な発信」というノウハウに落とし込めて、大学や民間の学校などでの講義やトークイベントなどを通じて、人に提供できているわけですが……。
勝間和代氏(以下、勝間) そのあたりのノウハウは、やはり新しいですよね。
安藤 実際、あれこれ考え込んでいた1年半~2年ほど前って、私のような一般人がどうブランド化していくか、といった問いに対するテキストが、本当に少なかったんですよ。たとえば本田直之さんの『パーソナル・マーケティング』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)とか、佐々木俊尚さんの『ネットがあれば履歴書はいらない―ウェブ時代のセルフブランディング術』(宝島社新書)くらいしかなくて。あと、思いのほか参考になったのが、島田紳助さんの『自己プロデュース力』(ヨシモトブックス)っていう本なんですね。その中に、いま勝間さんがおっしゃったのと同じようなことが書かれていたんです。
定番化するための戦略
――具体的には、どのようなことでしょうか?
安藤 例えば、明石家さんまさんとかビートたけしさんといった、長きに渡って活躍されている芸人さんは、時代というY軸に合わせて、自分というX軸を微妙に変えている人たちなんだと。でも、それは微差というか、徐々に変えているものだから、受け手はそのことになかなか気付かない。そんな気付かないところで、彼らは定番化していくための戦略を周到に用意している……といった内容なんです。