日本一暑い所

 2007年8月に岐阜県の多治見と埼玉県の熊谷で40.9℃を記録した。
その後、しばしば群馬県の前橋市や館林市の暑さが話題に上ります。が、多治見市の話題を聞くことがありません・・・。
ここで、多治見市は置いておいて・・・。

 さて、熊谷市が暑く、前橋市が暑いなら、両市に挟まれた伊勢崎市も暑いのではないかと考えました。
確かに、ニュースで伊勢崎の名前が出るのは当たり前になってきていますが、常に、館林が上位にあります。館林が暑いなら、伊勢崎と館林に挟まれた太田市も暑いはずだが、太田市の名前が出てこない。
そこで、気象庁のHPから調べてみると、太田市にアメダスは設置されていないことが判りました。
熊谷−前橋−館林の三角ゾーンが日本一暑いと想像できるのに太田市にアメダスが設置されないのは何故なのでしょう?
設置されれば、より詳しいデータが得られると思います。

 ここで、私の野次馬根性が頭を擡げました。多治見市は遠いけれど、幸いなことに残りの四市はとても近く(車で30分以内)にあります。見学に行かない手はないでしょう。

 まず、手はじめに、2011年6月27日に地元の伊勢崎市のアメダスを見に行きました。市の西部、浄水場の広い敷地の中に在り、周りに何も無く、風も通り、地面にビッシリと草が生え、昔、小学校の理科で教わった百葉箱の設置場所の理想型と思いました。


2011年6月27日撮影 伊勢崎市 アメダス


 
7月4日に熊谷市のアメダスを見に行きました。市内の家が建て込んでいるところに広い敷地を持ち、熊谷地方気象台が在りました。駐車場に車を止め、建物に入り、「アメダスを見学に来ました」と言いますと、職員さんが「ここにはアメダスは在りませんよ」と言われました。意味がわからなくなりましたが、質疑応答で、話を進めていくと、この施設は気象台であり、気象の要素の四つほどを観測するアメダスとはモノが違う。ここでは予報もする。その他いろいろなことをしていると教えていただきました。確かに、その職員さんに連れられて、敷地内の観測機器を見に行きましたが、雨量計、露天計、日射計、日照計、温度計、湿度計、風向計、風速計等、多すぎて、判らなくなりました。画像でお判りのように、観測機器の下は草が生えて、照り返しも抑えられる環境になっていました

2011年7月4日撮影 熊谷市 熊谷地方気象台 観測機器


三番目は7月25日。館林市です。館林消防署の敷地内と聞いていましたので、少々不安がありましたが、出かけてみました。鉄筋コンクリート三階建ての庁舎の敷地駐車場の北東隅に金網で守られたアメダスが在りました。気象の四要素である「気温・降水量・日照時間・風向風速」を記録するらしいのですが、前の二カ所に比べ違和感を覚えたのが、金網内全面に敷かれた厚手のゴムorビニールシートです。芝生に似せたのか緑色ですが、照り返しや輻射熱の影響は無いのでしょうか?気象庁・温度計・湿度計/設置環境のページへ

2011年7月25日撮影 館林市 アメダス


地面に敷かれた厚手のシート



 近いうちに前橋のアメダス(前橋は、前橋地方気象台という名称なので、また、アメダスは無いよと言われそうです)を見に行きます。HPで調べると、事前に電話で見学の相談が出来るようなので、アポをとってから出かけるつもりです。

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