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リムパック 日豪が機雷処理訓練7月17日 17時43分
アメリカ軍などが参加してハワイ沖で行われているリムパック=環太平洋合同演習で、海上自衛隊は、オーストラリア軍と共同で、機雷を処理する訓練を初めて行いました。
リムパックは、アメリカ軍がおよそ2年ごとに行っている多国間演習で、ことしは日本のほか、初参加のロシアやインドなど過去最多の22か国が、来月3日までハワイ沖で演習を重ねます。
この演習で、海上自衛隊は、オーストラリア軍と共同で、機雷を処理する訓練を初めて行い、16日、その様子を公開しました。
両国の機雷処理専門の隊員たちは、海上自衛隊の艦艇で打ち合わせをしたあと、ゴムボートに乗り換えて訓練海域に向かいました。
隊員たちは、音波で機雷の位置を探るソナーを使いながら機雷を発見し、位置や大きさなどの情報を交換しながら作業を進めていました。
海上自衛隊は、32年前からリムパックに参加していますが、潜水艦の探知やミサイルの発射といった訓練が主で、機雷処理の訓練に参加するのは今回が初めてです。
海上自衛隊の指揮官を務める北川文之海将補は「アメリカ1国だけで、すべての活動を賄うことはできないので、さまざまな分野で連携を深めることは重要だ」と話していました。
一方で、防衛省としては、日本が輸入する原油の輸送ルートに当たる中東のホルムズ海峡などが海上封鎖された場合を念頭に、機雷処理の分野でも各国との連携を深めたいというねらいもあるとみられます。
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