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『Ain Soph』
他に類を見ない、世界最大規模の大型オンラインゲーム《Ain Soph Online》の通称。
世にいう所のVirtual Reality Massively Multiplayer Online (バーチャルリアリティ・マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン)、略してVRMMOというものだ。
いわゆる多人数同時参加型RPGと言った方が馴染みがあるかもしれないが、とある数年前に、告知も宣伝も一切無しで無名の会社が突如として出現させ、最新のインターネット機器を媒介とする事によってプレイ出来るこのゲームは、多々あるオンラインゲームとは異色を放つ点が多く存在し、世界に大きな震撼と影響を及ぼした。
ゲームとしてだけでは無く、ただ買い物だけを楽しめる仮想デパートや同時翻訳機能による異国プレイヤーとの可能となったコミュニケーション、常に広がる飽きのこない広大なフィールド……その多々ある中一つ、一番目立つ点をか挙げてみるとするならば、それはアイン・ソフが現れたと同時にアイン・ソフを全運営を担っている今や有名企業に伸し上がった会社、『nova』より通信販売のみで購入する事が出来るようになった神経接続端末(NerveConnectDevice)、通称NCDと呼ばれるバイザー型の端末機器の事を指すだろう。
装着する事によって、アイン・ソフのゲーム内の仮想現実に実際に居るかのような疑似体験状態でプレイする事が可能という事。
味覚、聴覚、視覚、嗅覚、触覚の五感全てを、だ。
脳に直接疑似的な信号を送受信しているため、表面上では健康への問題は一切無いと説明されているが、その詳しい設計や内容は分解して解析を試みても無駄と言う。
現実に何人もの科学者がNCDの解析を試みたが、皆が皆、最後には口を揃えてこう言う。
「何でこんな構造で正常に動作しているのか。これは明らかに理解の範疇を逸脱している」、と。
現在の科学水準を完全に凌駕している、現時代の場違いの産物とまでの言われよう。
不可能では無いかとまで言われた量子演算回路まで導入している徹底っぷりは、いわずもがな、ゲーム業界には留まらず、科学業界にも痛快な一撃を齎した。
特にゲーム業界は科学方面よりも経済的な打撃を与える形となり、様々な大手ゲーム会社が携帯機器、家庭用据置のハードの開発から、アイン・ソフのようなヴァーチャルゲームを製作する事に躍起となる結果を引き起こした。
更にアイン・ソフの画期的なポイントは、単なるゲームとしての楽しみ方ももちろん有るが、インターネットの代用としても使用できる事。
アイン・ソフ内の仮想現実では様々な施設が建てられており、応用性は幅広く。
あるスポーツ選手はイメージトレーニングとして活用し、ある病人は精神的なリハビリとして訪れ、ある一般主婦はネット通販を楽しみにログインし――アイン・ソフはゲームの枠を通り越した、一つの『世界』と化してしまったのだ。
今やゲームという認識も低くなり、社会に根強く踏み込み、侵食した一つのカテゴリー。
プレイ者総数は過去の記録を漁る限り数億人――今やそれ以上の増加を見せているアイン・ソフはもちろん、テレビやラジオよりも宣伝効果が強いために数々の企業もアイン・ソフ内で仮想店舗の出店や宣伝・広告を頼み込み、それこそ現実さながらの充実性を生み出している。
ゲームのマンネリ化、そして世代の限定化が進むこの世界では、まさに老若男女がプレイする、超大型のものとして確立を果たした。
他の企業も必死にこのようなものを作ろうとしているが、まあ今現在において、アイン・ソフを超えるようなオンラインゲーム・バーチャルシステムは共に一切登場、もとい兆しすらも見せない現状だ――恐らくこの調子では誰もこのゲームを超える物を作る事は不可能だろう。
今は大分落ち着きを見せているが、このゲームの実態を知ろうとする者は一向に増加の一途を辿っている。
ある者はメインシステムにハッキングし、アイン・ソフのプログラムを覗き見しようとするも、その異常なまでに防御態勢に幾度として不正アクセスを弾き返され、ある者は製作者を突き止めようと現実世界で探し回るが、製作者ただ一人の尻尾すらも掴めない……。
ゲームプログラムから製作者までの全てが隠され、全てが明かされていない謎だらけのゲームこそがアイン・ソフなのだから。
けれどもしかし、その謎多きゲームだからこそ、ゲームユーザーの好奇心を擽る絶好の材料にしかならないのかもしれないが。
◇◇◇◆◆◆
「あ、もしもしグンソウ? やっと電話に出てくれたか」
「……何かようであり〼《ます》か、クラブ?」
七月某日の午後三時。
俺は空中上で投影されている青白い外枠の四角いウインドウに映し出されている、面倒臭そうな顔をしている漆黒の軍服と軍帽を目深に被ったアバターの男に話しかけていた。
軍帽からちらりと覗く、右目から右頬にかけて縦に走る何らかの刀傷、ギョロりとした三白眼。
極めつけに、鋭く吊り上った釣り目は目の前にしたものを畏縮させてしまう。
グンソウは顎をかいて、眉を顰めた。
ウインドウの右上には『ヴォルガナ軍事基地ステージ』と、通信先が黒文字で映っている。
「いや凄く暇でさー。ちょっと、話し相手になってくれないか? 昨日の晩飯の話でもいいからさ」
「こちらは全然で暇じゃ無いであり〼けどね……。もうすぐ挑戦者がやってくるのであり〼から、こちらも色々と準備をしなければならなのであり〼が――」
「え、また挑戦者? 昨日も来てたって言わなかったか?」
「最近は一段とゲーム内人口が増えたであり〼からな、その影響でありましょう。数の増加は質の低下、とも言われていたであり〼が、数の増加と共に質まで上がってきてるようでは、こちらもまいったものであり〼よ……」
グンソウの深いため息。
画面越しでもよく伝わるその疲労感は、連日の仕事続きと挑戦者の相手の事によるものが俺にも伝わってきた。
「こんなに仕事続きだと、さすがに体の方にも少なからず不具合が出そうであり〼」
「おいおい、体調管理は基本だろ」
「まあ何事も体が資本であり〼からな」
「俺たちは清潔で美しく、健やかな毎日を送る義務があるんだ」
「花王だね」
ばれたか。
「で、クラブの方の挑戦者はどうであり〼か?」
「俺のとこか? うーん……六人ってとこだな」
「ほう、六人。今月で六人なら、確かに他のBOSSと比べては少ない方であり〼なー」
「いや、アイン・ソフが世に出されて、俺がこのステージに所属されてからのカウント」
「…………」
そんな憐むような目で見ないでおくれよ、泣くぞ?
終いには盗んだバイクで、校舎の窓ガラスを叩き割りまくるぞ。
「俺はお前らみたいにステージがマップに出ない分、ほとんど誰も来ないんだよ」
「仕事が無くて良いであり〼な」
「なら代われ」
「それは絶対嫌であり〼」
「代われ」
「断固拒否」
お互いに表情に笑みを崩さなくとも、画面越しに視線がぶつかった場所に火花が散る。
くっ、そこまでキッパリ断らなくても……!
俺はついつい暇さが後押しし、苛気立つ。
「おいテメェこら、何もいわずステージ交換しろや。どうせお前、そこでまた女子に毛嫌いされてるんだろ? なら一人でいられるこっちのステージに四の五の言わずこいよゴラ」
やや額に薄らを青筋を浮かべあがらせ、ついつい強い語調と相手を責める。
グンソウも言われたままでは気が済まないようなので、ひくひくと口の端を動かしていた。
そして、お互いに口を開き――。
「黙るであり〼。そんな図々しい性格だからリアルで友達が居ないのであり〼よ、このボッチ」
「そんなに心が狭いからヤクザみたいな顔になってるんだろうが、彼女居ない歴=年齢が」
……おぉう。
ほぼ同時に相手のコンプレックスを突いたら、これはまた同時に。
それも予想以上にお互いの精神にダメージが。
画面越しのグンソウの顔がさきらさま落ち込んでいる。
俺も心の中でorz状態だ。
二人して傷心した心に気を落とし、暫しの沈黙が続く。
と、急にグンソウが誰かに呼ばれたようで、画面から顔をフェードアウトさせれば、すぐに戻ってき。
「どうも挑戦者が近づいてきたみたいなので、通話を切るであり〼よ。では」
「え、ちょ、まだ全然話――」
俺の思いとは裏腹に、無情に途絶える回線。
残ったのは『no data』と映し出された画面と、電話を切った際にお決まりに流れるプー、プーと鳴る高い電子音だけだった。
「何だよ、つれない奴だなぁ」
ウインドウを気怠さを残しながら掻き消すように閉じ、金色の玉座に深いため息を吐いて項垂れる。
世界最大級オンラインゲーム、名称『アイン・ソフ』。
このゲームでは様々な機能やイベント、ストーリーやNPCが存在する。
遊び方は自由。
モンスターを狩ってアイテムを手に入れるもよし。
対戦プレイで他のプレイヤーと戦うのもよし。
各地で行っているイベントで楽しむもよし。
遊ぶ要素盛り沢山だが、このゲームでは楽しむだけでは無く、どうも別の事に熱中する人間が多い。
RPGでは定番の設定、ボスキャラと呼ばれる存在の討伐だ。
そして、このゲーム内でそのボスキャラの立ち位置となるのが俺たちステージマスター、通称『BOSS』の存在だ。
BOSSとは、一切の個人情報が伏せられた謎というベールで隠されたアイン・ソフの覆面製作者四十四人が務め上げている役職名で、各自の持ち場で待機している。
先程、俺が通話していたのもステージマスターの一人であり、リアルでこそは会社で何回しか会ったことのない、俺とそこそこの付き合い、アバター名『グンソウ』だ。
移動要塞ヴォルガナ軍事基地ステージのBOSSであり、現時点での賞金額が三千万越えを果たしていた。
――賞金、といきなり出てきたが、これを説明させて貰うと、実にそのままの意味となる。
BOSSを倒せば金が手に入る、それだけだ。
普通のゲームならばボスキャラを倒せばレアアイテムやゴールドやらを手に入れるが、アイン・ソフ内ではボスキャラと呼ばれる存在は大きく分けて二つ。
一つは広大なゲームフィールドの中で、常に運営本社からランダムに更新される、エリアボス。
アイン・ソフの仮想現実は、何万人、何十万人、何百万人と、現在進行形で増え続け、膨大な数の人間がプレイしているためにその広さは尋常のものではない。
中世や古代、現代の様々な場所や建物をモチーフにしたこの世界の面積は、およそ370,000km²。
これは現時点でも少しずつ広がっているらしいが、もう現段階でも十二分に広い。
その広大な広さの中、定期的に所在地点が変わり、ランダムに登場する存在。
それこそエリアボス。
基本的にはモンスターのような人外の姿形をし、その種類や総数はやはり不明。
これは倒せば武器や装備の素材や、何かのイベントなどに繋がるファクターになるなど、倒せれば色々と特典が出てくる。
そして二つ目、ステージマスター。
これは一々出現場所がころころ変わったりする事はないのだが、このボスは人間が務めている。
前述の通り、製作者たちだ。
これらのBOSSは各々が待機し、挑戦者と呼ばれるプレイヤーを相手取るのが主な仕事。
エリアボスと違い、段違いに強く、それこそ一人でも倒せればゲーム内では英雄扱いだ。
で、先程申し上げた賞金というのは、このアイン・ソフが定めている一つの規則であり、『ステージマスターを倒せれば、そのマスターの強さに応じた賞金を差し出す』というものだ。
つまりは、そのマスターの勝率が、そのまま賞金額となるのだ。
もちろん賞金はリアルマネーで支払われる。
nova社は、よりゲームに熱気と本気、そして血気盛んに戦って欲しいということで、つまりはゲーム内の士気上げと言ったところだ。
メディアへの一種の強いアピールともなり、広告効果を狙い、他にもそれによって自社の経済力を他社へと見せつけようという意味もある。
賞金と一言で片づけても、いわゆる大人の事情とやらがしっかりくっきり絡み付いているのだ。
最初の頃こそはプレイヤーは血眼にしてステージマスターに挑戦しようとしていたが、その道中で立ち憚る予め配置されていた強力なモンスターやBOSSの部下(nova社社員)で大抵の人たちはゲームオーバーになり、最近はみんな挑戦してもステージマスターまでどうせ辿り着けないと落ち着きを見せていたはずなんだけれども……。
熟練者の数も増えてきて、プレイヤーの強さの質も上がってきたのだろうか?
まあ、BOSSは他にもステージ周辺の治安維持や、ゲームプログラム管理、挑戦者の記録レポート……仕事もやはり大量で、ステージマスターは日夜身を粉にして働いている。
……俺以外!
当のこの俺、廃れた城跡ステージマスターである俺は、基本的に挑戦者はほとんど、というよりかまったく来ない。
廃れた城跡ステージは、広大な面積で有名なリガル樹海エリアの中にある、ドグマ神殿と呼ばれる建物の地下の迷路の隠し扉を潜った先にひっそりと建てられている。
城の城壁には緑色の蔦が縦横無尽に張り巡らされ、城門や屋根瓦にはヒビが入りまくっているというデザインだ。
俺の居る城――いや、城跡なので城自体は無いのだが、潰れた天守閣のようなものがぽつんとその城壁内に存在するのが、俺の待機場所だ。
何故、俺がこの城のステージマスターを担っているのにも関わらず、ニート並みのお暇を頂いていると言うと、その説明は一言の言葉に尽きる。
この城は隠しステージなのだ。
リガル樹海はまず毒・麻痺などの状態異常の技を持つモンスターが多数存在しており、しかもその全てが何気に強く、倒しても碌なアイテムが手に入れられないというプレイヤーとして見れば果てしなく面倒臭いモンスターだ。
さらにリガル樹海はきっとこんなモンスターが出るんだから、何か凄い秘密があるんじゃないか、と一度言われ、様々なプレイヤーが樹海を訪れ、その内の根気強い人たちがドグマ神殿を見つける。
ここに伝説級のお宝があるんだ、と有りもしない目的に血気盛んになりながら、プレイヤーは血眼にして神殿をくまなく探し、迷路を見つけ、そして迷路を探索するのがお決まりの順序。
しかし、迷路にあるのはモンスターとやけに手の込んだトラップだけ。
何千人が樹海を訪れ、何百人が神殿を訪れ、何十人が迷路を訪れ、そして何も無いと判断して帰っていく。
そりゃあ、ペンタゴン並みの広さの迷路の中に、存在する八万も建立されている柱の内の一本に二万ダメージを与えれば柱が壊れて、地下に行ける梯子が見える、なんて誰も分からないだろ。
柱なんてみんな背景グラフィックだと思ってみんなスルーしているのに。
普通の携帯機器のゲーム機ならば根気強く探す人もいるかもしれないが、ここは疑似体験状態でプレイする仮想現実。
歩き回るだけでも精神面的に相当の疲労なのに、隠し扉を探そうとする人間など居る訳もない。
故に、俺はステージマスターの癖してほとんど戦わず、さらにはステージマスターが待機するこの間は、今やゲーム機や漫画で散乱している。
ゲーム内でゲームをするってのも何か変な感じだが、ログインして履歴を取っていないと、会社の方で欠席扱いになるので、俺は渋々、定時時刻になるまでこの居間で一人退屈と戦っている。
「暇だー……暇すぎる……今ならゴキブリとでも楽しく遊べそうだー……」
玉座から転げ落ち、ごろごろと散らかっている居間で転がる。
その姿は傍から見ればきっと、ニートか子供に見えるだろう。
「グンソウは今頃、挑戦者と戦ってるんだろうなぁー……んでもって、また給料が増量かぁ」
ちょっとした説明の追加だが、BOSSの給料は勝率や挑戦者の打倒数などで上乗せや減俸される。
大抵のBOSSはみんな勝っているから、どんどん給料を上乗せしていくのだ。
……だから、俺以外な!
隠しステージの俺は、ほとんどプレイヤーがこないため、そんな収入も無い。
収入が無いから、お金は給料のみ。
別に給料が少ないって訳じゃないんだけど、他のみんなは成金へとどんどん昇りあがっているのに、俺だけ一般サラリーマンと一緒というのは何だかこう――。
「辛い……」
思わず口に出してしまう感情が、俺の心をさらに悲しく煽ってしまう。
耐え難い劣等感というか、抑え辛い嫉妬と言うか……。
他のみんなはきっと、優雅なディナーを食べたり、豪華な家に住んだり、煌びやかな女性とお付き合いしたりと、リアルをも充実させてるんだなぁ。
対して俺は、定時になってログアウトしたとしても、六畳一間の激安アパートで独り、インスタントのカップラーメンを啜り、適当にネットサーフィンして、アイン・ソフの掲示板サイト見てと寝ると考えると……。
「泣きたくなるなぁー。でも、こんな事を考えたところで何かが変わる訳でも無し。仕方ない、今日はグンソウに空メールを大量に送りつける作業で暇を潰そ――」
その時だった。
ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!
俺がメール用ウインドウを開こうとした瞬間、居間の正面に構えられている鉄縁の木製扉が、唐突に木端微塵に破壊された。
轟音を轟かせ、扉の破片が所々体に当たり、俺は呆然としていた。
「……え? えっと……えぇ!?」
素っ頓狂な声をあげ、一泊置いた後に驚きの声をあげる俺。
土煙が破壊された扉の辺りにもくもくと充満し、視界を悪くする。
何事かと身構え、俺は鋭い視線を扉に向けた。
土煙は思いのほか深く、中々収まらなかったが、その煙の中、一人の黒い人影が見えだした。
カシャン……カシャン……カシャン……。
金属と金属が擦れあう音。
その高い音は、扉を破壊した轟音が静かになると共に、明確に、鮮明に部屋に響き渡る。
土煙は次第に晴れていき、視界を良好なものへと変えていく。
煙が地面に落ちていくと音の正体、つまりはその人影の姿が見え始める。
銀色の流線美が美しい甲冑。
恐らくは西洋の甲冑モチーフにしたのか、装備としての本来の役目を忘れさせるほどに、正に芸術の二文字に値するだろうその風貌。
片手には武器であろう、身の丈よりも長い同色のランス。
装飾品などは一切ない飾りっ気のない奴、というのが最初のイメージ。
そしてそいつは、ランスを地面に豪快に突き刺してこちらを見遣る。
「……誰だお前……?」
「…………挑戦者」
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