韓国政府、捕鯨再開方針を決定

 国内外で波紋を呼んでいる韓国の捕鯨再開方針をめぐり、韓国政府は16日、捕鯨再開の方針を正式に決定した。大統領府(青瓦台)は、李明博(イ・ミョンバク)大統領が同日午前に主宰した首席秘書官会議でこの方針を決定したことを受け、国際捕鯨委員会(IWC)の承認を得るために同委員会と積極的に協議することを決めた。

 大統領府の高官は「当初、捕鯨再開をIWCに提出したのは、操業目的ではなく科学的な調査目的だった。国内外の非難の世論に押されて撤回するような事案ではない、との結論に至った」と説明した。大統領府の関係者は「東海(日本海)のクジラの数が増加し、クジラ観光ができるほどになった。いずれにせよ、捕鯨再開はIWCの決定に従わなければならないため、政府としてはIWCとの協議に最善を尽くしたい」と語った。

崔賢黙(チェ・ヒョンムク)記者
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