2010-03-13 上小阿仁村
この村のHPによりますと人口世帯数は、
平成22年2月末現在
人口 2,902人
男性 1,382人
女性 1,520人
世帯数 1,245世帯
ちなみにwikipediaのデータを合わせますと人口の推移は、
1980年時点の人口が4352人ですから、30年で1450人、約3割の人口減少である事が確認できます。ここまで書けばお分かりのように高齢化率(65歳以上人口)も進んでおり、2009年時点で44.3%に達しているようです。人口減、高齢化率の進行は地域の事情ですから仕方がないにしろ、平成の市町村合併の時に何故に取り残されたかは興味が湧くところです。
上小阿仁村も合併を考えていなかった訳ではなく、妙に有名になった北秋田市との合併協議には参加していたようです。この時に参加した町村は北秋田市になった鷹巣町、合川町、森吉町、阿仁町とこの村です。何故に最終的に離脱したかの理由は現村長の市町村合併の功罪 にあり、
当地域では鷹巣阿仁5カ町村(鷹巣町、合川町、阿仁町、森吉町、上小阿仁村)の合併パターンが示された。当局(前政権)は、合併調査検討委員会で合併または単独立村を選択した場合のメリット・デメリットをまとめ、これらの結果をもとに、部落座談会、合併に関する村民意識調査を実施した。(非合併36.8%、合併35.4%、わからない27.7%)
明治以来、昭和の大合併をパスし、そして平成の大合併に直面し、当村では誰しも合併した場合の村の10年後、20年後、そして独立村として村の将来については明言することは不可能であった。しかし、これまでの合併を振り返るならば、合併して栄え、中心となった地域も、過疎化が進んで周辺部との格差が生じた地域もあり、この事実は過去の歴史が物語っている。
自主財源が乏しく、歳入の半分以上を地方交付税で占める本村にとって、厳しい財政運営を強いられることは否めない事実ではあるが、財政力が弱い町村同士が合併しても、メリットは、一時的なものであり、合併をしてもしなくても厳しい財政状況に直面することに変わらないとの認識であった。
村は、先覚者たちが築いてくれた基本財産を活用しながら、これまで下水道、農業集落排水、簡易水道、教育施設などといったハード事業を推進し、生活環境整備についてはほぼ整っている状況下にある。
これに加え、開発基本構想並びに過疎地域自立促進計画を策定した。
以上のことから、115年の歴史を断ち切って合併しても地域住民の幸せにはつながらない、合併によるメリットが見えてこないという見地から、平成15年6月に村と議会が「単独村」の道を選択し「まちづくり(自立)計画」を策定し、県の承認を得て現在に至っている。
尚、この計画は、平成20年3月に見直しを行っている。
地方交付税の見直し、大幅な人件費の削減、特に財源の確保を図るため、約4億円の収益を見込んでいた「村営林10カ年伐採計画」は、木材価格の低迷等により当分の間皆伐を中止し、収入間伐事業に変更している。
この村の先代村長は北林孝市氏ですが、1983年から2007年までの24年間就任されています。北秋田市の誕生が2005年ですから、合併協議から離脱した時の村長も北林氏になります。どうやら6期勤めた北林氏は勇退されたらしく、次期村長選は2007.4.23付あきた北新聞によりますと実に24年ぶりに選挙が行われ結果は、
小林 宏晨(無新) (69) 880票
小林 寛 (無新) (68) 841票
小林 俊悦(無新) (62) 665票
どうでも良いことですが3候補とも「小林」の大激戦の末、小林宏晨氏が当選されています。票数からすると村を三分したような選挙ですから、後はさぞ大変かと思われます。ここでちょっと算数なのですが、三候補の投票総数は2386票です。投票率は92.70%となっていますから、総有権者数は2574人ぐらいになります。選挙があった2007年(平成19年)の人口は2933人となっていますから、
-
20歳未満:359人
20〜65歳:1275人
65歳以上:1299人
10人程度の誤差は含まれると思いますが、こんな感じの年齢構成になっていると推測されます。そんな事はともかく、新村長の小林氏ですが、これがビックリすような経歴の持ち主で、wikipediaからですが、
秋田県上小阿仁村出身。秋田県立秋田高等学校卒業。上智大学を中退し、ヴュルツブルク大学、ジュネーヴ大学、パリ大学法学部博士課程でドイツ語、政治学、法学を学び、ヴュルツブルク大学から法学博士号取得。専攻はドイツ基本法(憲法)及び国際法であるが、その他、安全保障関係法、比較憲法、EU法の研究も進めている。上智大学外国語学部教授を経て、日本大学法学部教授に就任。古稀記念論文集に『日本法学 小林宏晨教授古稀記念号−法と秩序をめぐる現代的課題−』(日本大学法学会)がある。
法学畑は良く知らないのですが、上智や日大の教授までなるのですからかなりの人物かと思われます。wikipediaに役職歴も掲載されていますが、
ゴメンナサイ、これらがどの程度の価値があるのか全然推測がつかないのですが、とにかく凄そうです。それとこれも価値がよくわからないのですが、
オーストリア一等学術栄誉賞
調べた範囲ではオーストラリアオーストリアでは「学術・芸術最高勲位栄誉賞」がこの手の授賞の最高位らしいですから、その次ぐらいのものなのでしょうか。よくわかりませんが、これも凄そうな賞です。言ったら悪いですが、人口減少、高齢化に苦しむこの村には、やや不似合いなぐらいの人物のようにも思えます。
この凄そうな新村長がまずやろうとしたのが、wikipediaから、
2007年7月22日、医療機関などから出る低レベル放射性廃棄物以外に、原子力発電所の使用済み核燃料再処理から出る高レベル放射性廃棄物の最終処分場についても村内誘致の可能性を検討する方針をうちだした。しかし翌24日、秋田県知事の寺田典城がきびしい批判を加え、村議会も同日、全議員による緊急会議で最終処分場誘致に反対することを全会一致で決議したため、28日に村議会全員協議会で誘致断念を表明した。
村長選挙が4月ですから、就任3ヶ月で高レベル放射性廃棄物の最終処分場誘致の方針を打ち出したようです。気持ちはわかります。村長選挙で打ち出した公約は、あきた北新聞からですが、
職場の創設・所得アップ、人口問題の解決、村内外の人と情報の交流、村の財政再建・役場のパワーアップ
どれもこの村にとって切羽詰った課題なんでしょうが、何をするにもカネが必要です。新村長にすれば出来れば原発でも誘致したいぐらいだったかもしれませんが、それが無理なら高レベル放射性廃棄物の最終処分場でもそりなりのカネが村に転がり込み、そのカネで村政改革を行ないたかったのだと思われます。それぐらい思い切った事をしないと手の施しようが無いとの判断です。
しかし残念ながら根回しが不足していたようで、wikipediaに書いてあるように、予想通りの大反発が起こり挫折した事は確認できます。それでも頑張られているようで、今やどこの市町村でもテンコモリある負債は、広報かみこあに3月号には、
公償(借金)残高は、平成19年度約54億円、平成20年度約49億円、平21年度約45億円、平成22年度約41億円弱(見込み)、平成23年度約36億円(見込み)、平成24年度約32億円(見込み)となる予定です。これに対し、基金は、平成18年度15億7千2百万円に対し、平成22年度16億6千5百万円(見込み)でわずかに増えております。
そんな村に椿事が発生します。この村の医療機関は村立上小阿仁国保診療所だけのようです。ここもかつては有床診療所であったようですが、ここも医師不足のために入院病床は閉鎖されています。入院病床閉鎖だけではなく医師自体も存続の危険に至ったようですが、なんとか新任医師を1人見つけて維持できている状態のようです。
この医師が赴任したのは2009年1月でちょうど1年前のようです。この医師の着任時にも医師が村にいなくなる危機はあったようですが、着任により回避されています。この医師の働きぶりを広報かみこあに3月号から引用すると、
平成21年1月から12月までの診療状況は、1日平均患者数は医科が56名で前年度比14名の増
診療所(内科)で1日平均56名は立派な数です。これだけ診察すれば普通は黒字のはずなんですが、
診療所の実質赤字額は、平成17年度約4千2百万円、平成18年度約3千8百万円、平成喝19年度約4千万円、平成20年度約3千万円、平成21年度約2千7百万円(見込み)、平成22年度約2千4百万円(見込み)というように着実に縮小しております。
平均56名も診察して改善したとは言え年間2400万円も赤字が出るのがよくわからないのですが、全国国民健康保険診療施設協議会によるとこの診療所のスタッフは、
職員が多すぎるのか歯科部門の赤字が大きいのか、なんとも言えませんがとりあえず赤字のようです。それでも受診患者を増やし、赤字縮小に貢献したのですから立派な功績です。もっとも外来診察が14名増えて300万しか改善していませんから、黒字化しようとすれば100人外来でも難しそうに思えるのが何ともな経営状態です。
黒字化しないのはこの医師の責任とは思えませんし、別にその事を責め立てられたわけではありませんが、この医師が2/19に突然の辞意を表明します。これについての経過は3/11付読売新聞・秋田が報じています。この記事についての論評はssd様、中間管理職様、うろうろドクター様がされておりますから御参照下さい。
私は村側の公式見解を追ってみたいのですが、広報かみこあに3月号にはこうあります。
赤字の縮小は、確かに重要ではありますが、もっと重要な事項があります。それは、有能で、献身的なお医者さんを安定的に確保することです。
その意味で我々は、有澤先生のこれまでの献身的な診療行為に対し、心から感謝しております。
しかし、有耀先生は、先日様々な理由からしてこれ以上本村で診療を続けることができないとされ、辞表を提出されました。私は、有澤先生とお会いして、いろいろとお話を聞き慰留に努めました結果、今一度考えてみるとの回答を得ましたが、結局は辞任の意思は不変の様であります。
上小阿仁村ではこれ以上診療を続けられないとのお話の原因について、ここで詳細に論ずることは控えますが、私が個人的に考えている対案らしきことを提示いたしますと、人口3千人にも満たない村民の多くに対し、上Hに休むこともなく、そして夜中も含めて診療を続けることは不可能であるということです。このためには、村民一人ひとりの自覚が必要です。休みの日の緊急事態には、可能な限り救急車を利用して大病院に行って頂きたいことです。
また、独居老人の病人の場合は仕方ないとしても、往診・診療後に、家族が先生に手を洗ってもらう配慮が必要です。
医師住宅に最近屋外のセンサー照明装置がつけられましたが、ある住民から村の税金を無駄に使っていると話されたそうです。事実、この装置は先生自身がつけたもので、しかも、電気料金は先生自身が支払っています。事実確認もせずに、心無い攻撃をする人間はとても文明人とは申せず、野蛮人に類するものと断ぜざるを得ません。
その他、まったく「いじめ」と思われるような電話もあるそうですが、このような不心得者は、見つけ出して、再教育の必要があるようです。
村の圧倒的多数の人々は、先生に心から感謝しておる事実はありますが、まったく少数の村民の心無い態度が、先生の意欲を無くさせる事実には心が病みます。このような不心得者は、わずか5〜6人に過ぎないことを確認しておりますが、それでも、ご本人に与える影響が憂慮されます。
苦言を述べたい人は、先ず総務課に連絡してください。直接電話で文句を言ったりしないよう皆さまに求めます。このルールが破られる場合、村長自身がその当事者と話しをしなければなりません。
このような状態が続く限り、当局が如何に努力しても、わが村は医師に敬遠され、しまいには無医村になることも大いに考えられます。
この事件については様々な見方が出てはいます。僻地の通弊と切って捨てるのも可能ですし、そういうところが日本には残念ながら数多く存在するのも現実ではあります。そういう見方で片付けるのも一つですが、今日はわざとやや違う見方を立てたいと思います。痛いニュースで拾った情報ですが、
河北新報 「無医村」回避で住民ひと安心 秋田・上小阿仁
「無医村」となる危機に陥っていた秋田県上小阿仁村に、京都府の医師有沢幸子さん(63) 村国保診療所の常勤医として赴任することが6日までに内定した。村は昨年5月、いったん無医村状態となり、公募に応じた栃木県の男性医師が同11月から診療所長として勤務。その医師も退職を申し出たため、村は再度、全国から医師を募集していた。
村によると、有沢さんは兵庫県出身。内科と小児科が専門で、北海道利尻島の病院勤務や、タイでの医療支援に従事した経歴を持つ。秋田にゆかりはないが、へき地医療に深い関心があり、夫とともに村内に引っ越して来年1月から診察を始める予定という。
村は、男性医師が本年度内の退職を申し出た3月、村ホームページ(HP)のほか、医療雑誌に広告を出して医師の募集を開始。9月にHPを見た有沢さんから連絡があり、村幹部との面接を経て診療所の常勤医に内定した。
退職を申し出た男性医師も村HPの医師募集ページを見て赴任してきた経緯がある。男性医師の早期退職という「誤算」はあったが、村のインターネットを使った作戦が再び奏功した格好だ。
上小阿仁村の人口は県内最少の約3000で、村内には開業医もなく、診療所の医師確保は深刻な課題となっている。昨年5月に1人しかいなかった常勤医が退職し、無医村状態となった同10月までは、村の要請を受けた周辺市町の医師3人が非常勤で診察していた。
小林宏晨村長は「無医村になる危険性が大いにあった。全国的な医師不足の中、本当に幸運なこと、できるだけ長く勤務してもらいたい」と、有沢さんの赴任を待ち望んでいる。
ちょっと経過を拾ってみると
- 2007年5月に当時の診療所医師が退職していなくなる
- 2007年11月に前任の医師が就職
- 2008年3月に前任の医師が辞意を表明
- 2008年5月に前任の医師が退職
- 2008年9月に現在の医師が応募
- 2009年1月に現在の医師が就職
- 2010年2月に現在の医師が辞意を表明
でもって現村長が当選したのが2007年4月です。現村長が就任してから辞職する診療所医師が3年足らずで3人と言うのもチト異常です。経歴とお人柄が比例するとは必ずしも言えませんが、少なくとも鹿児島のどこかの市長のようにエキセントリックとは思えません。新村長就任と診療所医師の辞職騒動は連動しているんじゃないかとの見方は可能です。
村長選は上記した通り、三つ巴の大激戦です。地方選挙においてここまでの激戦をやれば確実に「しこり」が残ります。その「しこり」が怨念のように炸裂している可能性もあるんじゃないかと考えます。村長が広報誌に掲載している言葉も考えようによっては異様です。
折角応募してくれた医師がいなくなる無念さがあるにしても、正直なところ「ここまで言うか」の感は禁じ得ません。そこまで言うぐらい反村長派の活動は執拗との見方は出来そうです。それともう一つ気になるのが、村の負債の問題です。これも上記したように確実に改善傾向を示しております。改善すると言う事は、新たな財源が増えたわけでは無いので、超がつく緊縮財政をやるしかありません。
緊縮財政の影響は公共投資の減少につながります。これだけ高齢化が進んだ村でも公共投資による恩恵を預かる人間はそれなりにいるでしょうから、経済的な意味も含めての反村長派の結束が強固であってもさほど不思議とは思えません。現在の村長が続く限り公共投資は絞られますから、村長失脚を目指す動きがあったとしても何もおかしくありません。
それのターゲットになったのが医師であったとは考えられます。医師は形として村長が呼び寄せたになっていますから、これをとりあえずいびり出そうとするのはあり得る話です。余所者ですから情けも容赦も不要ですし、反村長派以外の人間にも反感を買い難いところがあります。それに医師を追い出せば村長の失政にダイレクトにつながりますから、来年の村長選に向かって「好材料」になります。
あくまでも憶測ですが、そんな村内政治が今回の騒動の源ではないでしょうか。何とか赴任してくれた医師を次々と追い出すのは村内政治戦術として「有効」と判断しているかもしれません。当事者はいろいろ計算しているでしょうが、外野の人間として心配するのは、反村長派が政権を奪還しても診療所に医師が右から左に赴任してくれるかどうかです。
ネット時代の悪評は伝達が早いだけではなく、いつまでも残される記録によって刻み込まれます。人口3000人足らずとは言え無医村はきついと思いますが、そんな事まで考えていないんでしょうねぇ。
- スーパーウーマンが我に返った日
- ここは酷い早期4車線化ですね
- kaitosterの日記 - 今日のつぶやき
- 田舎の素敵な生活
- 常水商会::よしなしごと - ツイった@20100314
- Evil Mojo - Twitter on 2010/3/14
- Chi-ki.info 地域情報サイト『チーキ』 上小阿仁村
- keitaro-news - 『力の無い正義』が『正義の無い力』に変わるとき
- 「揺れる村」関連/引用多いー
- 新小児科医のつぶやき - 上小阿仁村後日談
- 古本屋の殴り書き(書評と雑文) - 秋田県上小阿仁村に医師が定着し...
- コトノハのシズク Blog(仮) - 勝手に飛び地
- 新小児科医のつぶやき - 上小阿仁村・記録のためだけに書いときます
もう少し正確には、「周りの弱そうな余所者を攻める」かと思います。票数があれだけしかありませんから、下手に上小阿仁村人を攻めると地縁血縁で数十票が動きますし、それだけ動けば大事になります。
私は、違うスタンスで書きます。
携帯にて。
まあ、われわれ非戦闘員は、彼の地を「聖地」に認定し、できるだけ近づかないようにしましょうね。
>このような不心得者は、わずか5〜6人
5〜6人/3000人ということですね。そうすると人口30万当たり500〜600人、人口300万だと5000〜6000人。
どうなんでしょうね。都市部にもこのくらいの比率でこの種の人々は居そうな気もするし、そうでないような気もする。
仮に都市部と上小阿仁村でこの種の人々の比率が変わらないとしても、小村の特性として
・都市部では、この種の人々の活動で100人の医師が80人に減少する程度だとしても、小村では1人から0.8人に減ることなどあり得ない(現実では小数点の医師数はあり得ない)から0になってしまうのでこの種の人々の活動成果が顕著に表れやすい。
・小村では直接的クレームや中傷が問題かもしれないが、都市部ではプロ何とかの方々の御活躍がある。この種の人々の活動方法が異なるだけではないのか?
・小村ではなく国レベルで見ても(特にマ○○○による)医師イジメは事欠かない。
・医療が公共事業の犠牲になるのは国レベルでも同様。
つまりですね、小村の民度がどうのじゃなくて、「小村では医師いじめの結果が顕著に表れやすいという現象」である可能性もありますね。
大変古い話しですが
http://www.tochigi-med.or.jp/~shioya/m_watch/m_watch.cgi?action=html2&key=990801151628
(ソースは、削除されてしまったようです)
> もし、その診療所が、地区の自治体立だったりすると、さらに酷いことになります。
> まず、そこに医師が赴任する事が、首長選挙の道具になることが多々あります。 医
> 師が赴任した時点の首長は、医師を「連れてきた」事を次の選挙の時、功績の一つと
> して宣伝することがよくあります。 この時、住民の意識の中で、医師が首長より上
> の存在になっていれば問題は少ないのですが、大概は、首長の「子分」と見なされて
> いますから、選挙で対立候補が勝ったりすると、新首長は、診療所の運営に嫌がらせ
> をする事もあります。
今回は旧首長(派)による新市長(の医療体制)への嫌がらせなんですかね。
それにしても、これを書いた栃木県医師会の「MAX」先生とやら、名文ですね。素晴らしい。
何も削除することないのに>栃木県医師会。
>「小村では医師いじめの結果が顕著に表れやすいという現象」である可能性・・
日本国内にまん延している「医師いじめ」がたまたまこの小村で顕在化した というご見解には説得力があります、が、それでは、Yosyan先生ご指摘の
>現村長が当選したのが2007年4月です。現村長が就任してから辞職する診療所医師が3年足らずで3人と言うのもチト異常です
という異常現象は説明しにくいと思います。
非戦闘員である我々医療従事者としては、自分たちの身を守るためにも、ここは「政治テロ」の腐臭を嗅ぎ取るべきと思います。
まーテレビデムパで全国総白痴化しているからもう都会も僻地も民度の低さはまったく同じw
すでに真っ只中にいるのに気づかないで「近づかなければ安全」とか言ってる病識の無いのも見てて結構痛いなw
そうですね。確かに村長交代との因果関係はありそうですね。
その観点で言うと、自治体の政治に影響を受けるのは村でなくても銚子、舞鶴、阪南とか"市"レベルでもありますね。
もっと大都市になれば自治体病院は数ある大病院のひとつになってしまうので目立たないのでしょうか。
そう言われれば、自治体が関与が聖地認定の必須要件なのかな。
村長は、わが府にお願いしたい、所です。
「無医地区問題と医療費についての歴史」でしたか、
削除されたのはまったく残念なことですが、
まだ、こちら↓(Internet Archive)で見れます。
http://web.archive.org/web/20071226172331/http://www.tochigi-med.or.jp/~shioya/m_watch/m_watch.cgi?action=html2&key=990801151628
>20歳未満:359人
これが一番驚いたw。
以下チラシの裏。
私がよくヤマメ釣りに行く某ド田舎村なんですが結構立派な保育園があります。子供なんかいるんかなー、とか思ってたんですがマイクロバスで結構な人数のお子さんが送迎されており、覆面(防寒用w)にサングラス(釣り用偏光グラス)、とゆー怪しいいでたちの余所者(私)に元気に「こんにちはー」等と屈託のない笑顔で挨拶されたりするとなんかこー逆に心に黒いモノが…。
この子達の大半は村を出て行くんだろうなあ…。仕事なんかなさそうだもんなあ。
ちなみに古賀誠のジッツなんでこの民主党の御世でも工事しまくってますww
> http://d.hatena.ne.jp/motoko-umuin/20100126
何か、今回のお医者さんとオーバーラップしてしまうので、撤退を撤回だけはやめてね、と思います。(彼は撤退を撤回して亡くなった)
近くの自治体の中核へ。
事件があったのを思い出しました。
村長選のゴタゴタがそういうことと関係ない医師を攻撃する、同じ構図ですね。
「怪文書で離島 座間味の“Dr.コトー”」
http://www.news.janjan.jp/area/0704/0704204122/1.php
この村は高年齢層にシフトした感じのグラフだったと。
やはり若年層が肥大化している訳でもないようですね。
> http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E5%B0%8F%E9%98%BF%E4%BB%81%E6%9D%91
もう少し暖かくなってから、渓流は行きましょう。 格好が怪しすぎますから。 いきなり手錠かけられても、まったく問題ないようなですし。
萩形ダム漁協になるようですし。
http://www.uf.a.u-tokyo.ac.jp/~kuraji/BR/database/naisui/naisui_tohoku.html
http://www.vill.kamikoani.akita.jp/forms/info/info.aspx?info_id=9589
当該は、ハコモノも、無理なようです。放射性廃棄物の最終処分場誘致ですから。
うわさによりますと、県内でも、ヨシイクゾウ氏の歌詞に近いとの評価をされるかたも。 自然が100%満喫できる。
>診療所内でパンを買った際、「患者を待たせといて買い物か」と冷たい言葉を浴びせられた
これは普通にあり得ると思います。
>盆明けの8月17日を休診にすると「平日なのに休むとは一体何を考えているんだ」と再び批判
これもあり得る話で、受診する患者にすればお盆に医師が働いていたかどうかには関心が無く、自分が受診しようとした平日が休みであるのが許せない感覚です。
>診療所向かいの自宅に「急患にすぐに対応できるように」と自費で照明を設置。
>だが、直後に「税金の無駄使いをしている」と言い掛かりを付けた村民がいたという。
これはかなり捻った抗議です。自宅が持ち家なのか、官舎なのか、借家なのかがわかりませんが、照明を設置しただけで「税金の無駄使い」に結びつけるのは、かなりの頭脳が必要な様な気がします。
>自宅に嫌がらせのビラがまかれたこともあった
これもまた相当飛躍した行動です。小さな村ですから、こういう行動をすれば目立ちますし、「誰がやった」かも都会と違い特定が非常に容易です。そういうリスクを負ってまでの行動は、そういう事をやる事によるメリットがビラ配布者にあったからだと考えます。ムラ社会の異分子である余所者の医師に対する嫌がらせとしては、照明とビラの件は質がやや異なるように感じます。
ビラの件は、場合によっては座間味の怪文書の最初のステップに似ていますね。
座間味って見る限りは平和そうなんですが、裏は結構どろどろしてます。...実は一部の話は、裏こそとっていませんが、私も知っています。まあ、観光地も舞台であって、楽屋は見ない方がいい、という事です。
芸能界の楽屋は、ミュージシャン系(知ってるのは数人だが)と落語家(こっちもマイナーなごく少数)は、結構楽しいんですけどね。
それこそ、町会で妙な寄付(それも怪しい)を強要されたり、変な注意ビラ(個人あてではありません。全体向けですが、文面が妖しい。)が入っていたり、特定時期になると、妙な行動したり、妙な嫌がらせを特定家屋、特定家族に向けて行う方々を知りませんか?
選挙が近いと、それらが妙に連動したりするんですよねえ。
...下品だなあ、と時々思いますよ。さすがに極端な行動は起こさないようなので、現住所から引っ越そうとは考えた事はありませんが。
よって、私の姿勢は 基本は「柳」。
たまに「鋼鉄」ですけど...。
関連項目として、「マンション」とか「セレモニーセンター(火葬場だな)」とか「墓地」とか、「処理施設」とか、いろいろあるけど。
千葉でも出て、先鋭化はしてないみたいけど、「病院再生」が、きっかけになることもあるんじゃない?
先鋭化するか、させないかは、それこそ、その地の住民の「民度」と「態度」次第でしょうね。
>もう少し暖かくなってから、渓流は行きましょう。 格好が怪しすぎますから。 いきなり手錠かけられても、まったく問題ないようなですし。
九州なもんでもう少し暖かくなると「渓流」釣りにならなくなるんですよ。カワムツやウグイやアブラハヤの猛攻で。
下記のような、ご意見もありようです。多汗
http://atsutane.exblog.jp/tags/%E4%B8%8A%E5%B0%8F%E9%98%BF%E4%BB%81%E6%9D%91/
ビラまき、クレームを言われる方も、いますから。
その辺は、個人の行動力もございますし。
サビがとれるころにいきましょう。 今は、成魚放流だから、サビがない?。
確かに暖かくなると、岸辺に、マムシ、ヤマカガシが、日向ぼっこにでてきますからね。 血清有りますからご自分で、投与すれば、好いだけですし。
ところで
>でもって現村長が当選したのが2007年4月です。現村長が就任してから辞職する診療所医師が3年足らずで3人と言うのもチト異常です。
なんですけど、
>2007年5月に当時の診療所医師が退職していなくなる
元々いた医師が現村長が当選して一月後に退職した理由が気になりますが?
もしかしたら、再登場するかもね。
この記事を読んで私が感じたことは、「小さな町でやればOO、マスコミ・国家でやれば英雄」ということでした。
http://intmed.exblog.jp/9982157/
http://sankei.jp.msn.com/life/welfare/100214/wlf1002140241000-n1.htm
(このコメントは削除していただいてけっこうです)
私は上小阿仁村に住んでいますが、幸いあまり病院にかかることが無く、診療所がこんなことになっていたとは、今月の村の広報誌を読むまで知りませんでした。
まったく、恥ずかしいことだと思っています。
ちょっと補足しますが、
上小阿仁国保診療所では、前任の松澤医師は役場執行部と合わなかったようです。
広報かみこあに平成20年9月号「診療所からのお知らせ」で、松澤医師自ら言及しています。
今回、有澤医師に対しての心無い行為を働いたのは、マスコミや広報での村長の発言から察するに、役場外の村民であったように取れます。
この背景には、Yosyan様の指摘のほかに、村に根強い女性蔑視の習慣があると思ってtいます。
この村では、女性が発言しただけで攻撃される場面も珍しくなく、公の場での女性の発言は黙殺されることもよくあります。
上小阿仁で生まれ育った女性は、これが身に染みているので目立った発言や行動をしません。
所得の少ない人の多い村で、立派な官舎に住み、高給を取り、村民の尊敬までも集める医師を妬む村民の生の声を聞いたことがありますが、医者が女性であれば、妬みはなおさらではないでしょうか。
村長には、古くからの村の名家の家長として、教育者として、こういう村民の意識改革に力を入れて欲しいと願います。
少なくとも選挙選のしこりで内部がゴタゴタするということは無くなっていた。
他の地域との交流も増えて、内部の因習も少しはましになってただろうし。
とすると、ビラ、男尊女卑思想家かな。
座間味で、開明的思想が嫌がられたのと、にているかも。
でも、女性蔑視は改めないとねえ。
すくなくとも、私は男尊女卑思想は、嫌悪してるし。
でも、変わらないと、本当に集落消滅すると思う。
周りは救いに余力を割けるほどの余裕はないよ、特に今や、未来は。
過去の高度成長期ならまだしも。
まあ、地元で解決すべき問題は多いから、同時にいろいろ動くかして、地元で問題解決していかないと。
> http://atsutane.exblog.jp/m2010-03-01/
女性でダメだという事情だと、実際、今のお医者さんでは無理みたいだし。
みんな、自分の事情で手いっぱいだし。
心配してくれるだけ、ある意味ありがたいとも言えるし。
自らを助くるに、自らを持ってせよ。 ということかなあ。ま、私も人の事言えるほど、えらくないけど。
はじめまして。秘密結社「IYC」の自称会員の元もと保健所長と申します
医師への人権侵害を監視し、回避するための広報活動をネット上で行っています。
>村に根強い女性蔑視の習慣があると思っています。
そういう因習は男女にかかわらず医師に対する人権侵害の根源なので、一刻も早く打破していただきたいのです、が、そうおっしゃるあなたご自身が、
>村長には、古くからの村の名家の家長として・・
という、因習の延長線上のことをおっしゃっているので、見通しは暗いと思います。
まあ、そもそも「因習」が消え去れば共同体のものが消滅してしまうのでしょうね。ご愁傷様です。
村の広報誌かみこあに 平成20年9月号ttp://www.vill.kamikoani.akita.jp/div/kikaku/pdf/kouhou/0809kouhou.pdf
(引用開始)
村の診療所を守るために
一度は書かなければならないと思っていたことを書いてみます。
「診療所を守るために」としたのは、この診療所の存続があやうい
状況になっているからです。その原因の第一は、医者がいなくなるということ。
第二は、診療所の赤字が続くということです。
第一点は、この村の執行部の人々の、医者に対する見方、接し方、処遇の仕方の中に
医者の頑張る意欲を無くさせるものがあったということです。
報じられたように、この私はすでに辞表を出し受理されています。
「次の医者」を見つけることは相当に困難でしょうし、かりに見つかってもその人も
同じような挫折をすることになりかねないものがあります。
医者のご機嫌取りなど無用、ただ根本的に医者を大切に思わない限りこの村に医者が
根を下ろすことはないでしょう。村の人も「患者は客だ」などとマスコミの言う風潮に
乗っていてはいけません。そういう道の果ては無医村なのです。
最近も近在病院の院長・医者が辞めていきました。病院自体がもう危機的状況に
陥っています。その医者たちは、私に言っていました、こんな田舎でも働きがいが
あります、それは、皆の「ありがとう」と言う言葉と、にじむ「感謝の気持ち」です、
と。そういう人たちを辞めるまで追い詰めたものは何か、人ごとでなくこの村の問題
でもあるんだと考えてみて下さい。
第二点は、この村の人たちの中には、村の診療所を横目に他市町村の医療機関にかかっている人が結構多いし、特に言いたいのは、村の職員たちもそうだと言う事です。
村立の学校の教員が部活の生徒たちの健康診断にわざわざ引き連れて他の医院に行きます。
村執行部は、診療所の経営(赤字ではあります)のことで医者を督励しますが、
ご自分も含めて足元の、村から給料をもらっている人たちが、はたして
村の施設を維持するために進んで協力しているのかもきちんと考えてみる必要が
あるのではないでしょうか。勿論設備に乏しい診療所で高度なことができるわけでは
ありません。しかし、医者は頭脳と経験こそ武器です。何かあればすぐに適切な病院へ
紹介しお願いしているわけですから、定期的な特殊な検査を受けに行く時以外の普段の
診察は診療所で、という姿勢が診療所を自分たちのものとして守ること
になるのです。
(引用終わり)
見通し暗闇...。
また、今回は全国区の問題になったのですから、「次」の医師(もしいれば)に同情する理由はないことになります。
どうしてなのかな。それはともかく
>>村の診療所を横目に他市町村の医療機関にかかっている人が結構多いし、特に言いたいのは、村の職員たちもそうだと言う事です。
これは仕方のないこと。近場の診療所にかかれば、何の病気かとかすぐ広まると思い込まれてますので、プライバシーに敏感な役場職員等は他の地域で診療を希望します。うちの地区でもわざわざ遠くに行ってる方がいますけど、職場の同僚から「何の病気なの?」とかの質問は日常会話のようなもの、もちろん「分かりません」としか答えませんが。
>>村立の学校の教員が部活の生徒たちの健康診断にわざわざ引き連れて他の医院に行きます。
これはどうなんでしょうか、小児科の経験等の問題もあるわけですし。経歴からは特に問題はないとは思いますが、学校医をやってるものとしては責任が丸投げできるので、むしろありがたいと思ってしまいますね。
最終的に処分場が作れられなくても、その間、調査費として年数億円計上されるといわれているので、それが魅力的だったとか。東洋町の町長(当時)も本気で誘致する気はなかったとも。
Yosyan様
こんな事を全国の医療機関が全部言われるわけがありません。
ここの地域住民は不安なんですよ。今に始まった休診日じゃないでしょう。ここの診療機関の医師とは思えず、住民が実際に見聞した医師がいい加減か印象を与えるようになってきたので地元の医師を信用しなくなってるのでしょう。これは医師が地域住民をそう思わせるように知らず知らず仕向けたせいです。少なくとも患者側は間違ってはいない。
昔から住民構成も医療レベルも さほど変わらない地域でこんな声が上がってくるのは医師側が悪いのです。医療に対する不安が増えてきたので声が出てくるだけです。
行政側の対策や地域住民の反応が特別おかしなものとは思われません。
>これは医師が地域住民をそう思わせるように知らず知らず仕向けたせいです。
>少なくとも患者側は間違ってはいない。
>医療に対する不安が増えてきたので声が出てくるだけです。
>行政側の対策や地域住民の反応が特別おかしなものとは思われません。
いかにもヘタクソな釣り針ですが、それでもあえて釣られてやろうという有志はいませんか?
八戸も、ドクヘリは完全に政治の道具として利用されました。もっとも、そうさせようと働きかけた医者も居るという事情もありますが、政治家も、その言葉に振り回される市民も大勢いる、もはや医療は政治の道具になり下がってしまった…のでしょうか?
私も仕事柄役人を相手にしなければいけないのですが、彼らは商売のなんたるかも知らずに営業や経理を語り、最後は「言ったとおりにしろ。さもなくば…」とヤクザチックに教えを説いてくれます。上小阿仁村の前任医師はおそらくこの攻撃に遭ったのでしょう。
今回の退任劇も、別業種ですが八戸においてもまま見られる光景であり、僻地ではさもありなんと思う次第であります。
なにをするにしても余所者というレッテルははがれませんし、ならば地元の人間を育成する努力があるかと言えばそれもなし。
僻地の人々は、自らを消滅させるために邁進していると思う今日この頃です。
妙に具体的に書かれていますな。
狭い村なら名指し同然でしょう。
敵にダメージを与えたと思ったら、テログループ認定されてたでござるよ状態。
無能な味方は有能な敵よりも恐ろしいという言葉や
無能な働き者という言葉が浮かびます。
平成20年第4回
上小阿仁村議会定例会
会 議 録
平成20年12月16日(開会)
平成20年12月18日(閉会)
診療所関係でございますが、今年度10 月末までの診療状況につきましては、医科外来で1日平均41 人、前年比3人の減。歯科は1日平均10 人で、前年比1人増となっております。地域住民の健康を守る医療機関としてより一層の経営努力を進めてまいりますので、ご理解とご協力のほどよろしくお願い申します。
昨年11 月より村の地域医療に貢献、献身的にご尽力いただきました松澤俊郎先生は、12 月31 日をもって退職されます。これまでのご尽力に対し、あらためて感謝申し上げます。来年1月1日からは、京都府福知山市より有澤幸子先生に常勤医師として、また所長としてご赴任いただき診療を開始いたします。先生は地域医療に熱い志を持っておられ、長年培ったタイや北海道の利尻島などでの経験を生かし当村の医療に貢献したいと考えておられる方でありますので、村民の健康維持のためにご尽力をお願いするとともに、村の皆様のご期待に応えられるよう当方も努力する所存でございます。
http://www.vill.kamikoani.akita.jp/div/gikai/pdf/gikai/H21-1.kaikai.pdf
平成21年第1回
上小阿仁村議会定例会
会 議 録
平成21年3月 3日(開会)
平成21年3月13日(閉会)
国保診療所関係でございますが、平成21 年度の当初予算は、1億1,109 万2,000 円で、前年度に比較して1,592 万3,000 円の減となっております。これは職員体制の見直しによる減額が主なものとなっております。
平成20 年1月から12 月までの診療状況は、1日平均患者数は医科が42 名で前年比9名の減、歯科は11 名で前年比1名増となっております。
松澤医師が12 月末で退職されましたが、幸いにも1月より有澤先生をお迎えすることができ、診療にあたっていただいております。徐々に有澤先生の患者の立場にたった診療姿勢が受け入れられ、現在、患者数は多い日で60 名前後、少ない日では45 人前後で推移しております。有澤先生には、村唯一の医療機関として村民の健康維持のためにご尽力をお願いするものでございます。
平成21年第4回
上小阿仁村議会定例会
会 議 録
平成21年 6月17日(開会)
平成21年 6月19日(閉会)
国保診療所関係でございますが、まず第1に、平成20 年度の診療状況は、医科外来の1日平均が43 人、歯科は11 人で、年間患者数延べは、医科、歯科合わせて12,788 人で、前年度13,000 人と比較して約4パーセントの減少となりました。しかしながら、医科では、1月より有澤先生が就任されてから、先生の献身的な診療体制により、1日平均10 名の増加になっております。
2、歯科医師につきましては、浅野先生が3月末で退職され、後任の医師として4月1日から弘前大学医学部より関口先生が診療にあたっていただいております。
3、平成20 年度の決算は、一般会計からの繰入金、繰越金などを差し引きますと、実質的には約3,000 万円余の赤字となる見込みとなっております。今後一層の経費節減に努め、村唯一の医療機関として運営に努力してまいりますので、ご支援のほどをお願い申し上げます。
釣針と言うよりは、なりすましですね。
お久しぶりのBugsy先生、と思いコメント読みましたが、文章が違いすぎます。
キレも深さも何もない駄文。村民のなり済ましなんでしょうかね?
荒れるといけませんので、これで失礼しますけども。
うんにゃ 本人ですよーんだ。
今まで 色々詳細な医療側の解析は拝見し、勉強になりました。ただし心境がずいぶん変わりましたね。
みなさんのお話から患者側の不満や気持ちに医師がどうやって応じていくかという部分が全然見えてこないんです。どうして今になって地元でこんな話が飛び出してきたのか少しは考えませんか。むしろ最近自分の目に入る医者ががだらしなくなって情けなく思っています。あれじゃ患者が怒っても仕方がないと感じています。
じゃ 釣ってみよっと!
「DQN患者なんて最初からいない。あれは医者が患者をそうしむけたもの。全部医者が悪い。」
いかがかな?
>みなさんのお話から患者側の不満や気持ちに医師がどうやって応じていくかという部分が全然見えてこないんです。
これ以上どうしろと?ってのが医者の考えなんじゃないでしょうか?
その手の話は数年前に終了し、すでに涅槃の境地から次のステップへ移行してますよ
>どうして今になって地元でこんな話が飛び出してきたのか少しは考えませんか。
なぜ医者が考えなければいけないんですか?
地元の責任ですよ
少なくとも、この村で働いていた先生方に責任はないでしょう
>むしろ最近自分の目に入る医者ががだらしなくなって情けなく思っています。あれじゃ患者が怒っても仕方がないと感じています。
新臨床研修医制度以降、一部の若手のレベル低下はあるように思います
が、嫌なら病院代えてください
近くのヤブより遠くの名医にどぞ
>じゃ 釣ってみよっと!
>「DQN患者なんて最初からいない。あれは医者が患者をそうしむけたもの。全部医者が悪い。」
>いかがかな?
はいはい、電信柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも、みんな医者が悪いんです
こんなもんでいいでしょうか?
(今回は読売)
なぜ、こういう問題が一般紙にリークされるのか、とても興味があります。
当のご本人がリークしたわけでもあるまいに。
穿った見方をしてしまいます。
へき地のわりには秒速で全国ニュースですかそうですか。
マスゴミは事の顛末なぞ洗い出そうとしないのでしょうね。
こんなもんじゃ 全然だめです。電信柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも、みんな医者が悪いんです。そーなんです。医者が悪いと気がつかなきゃいけません。医者が態度をあらためなきゃ何も改善しません。
色々ありますが まずは年々医師の着衣がだらしなく 汚くなっています。同僚のオイラも職員にも極めて不愉快です。患者も当然不愉快。誰が始めたんだろう?オペ室の術衣で院内を闊歩する。汗の滲んだ白衣みたいな自前の服を誂えて平気で診察する。着替えない。実に横着ですな。勝手にオペ室の備品を無断で持ち出して恥ずかしいとも思わない。しかも汚い。盗品ですぞ。
楽だから周囲も若手も見習う。寝巻替わりに使い下着と見まがう白衣とやらを着替えない。汗が染みても平気の平左。同僚医師も患者もいやな顔をしてもわからない。愚鈍なんです。
いい加減な治療をするなあ 信用できんなあと誰もが思うでしょう。
そもそも汚い下着を目の前に突き出して一般市民を侮辱したとは思わんのか!
見かねてたしなめても 「うちの診療科の方針」と言いやがったな。不潔な着衣を着て医師が診療する?この日本語がさっぱりわからん。
患者が普通のお医者さんに普通の治療をという気持ちは普通ですが はなから答える気持ちがない。だから嫌われ、信用されない。奴らは実に勉強しませんね。普通という意味ががわからん。患者が思う医者の恰好がわからん。だから自分勝手な奇をてらう服装をする。汚いことに頓着しない。
一般市民が何故に時間を割いて受診するのか理解しようとしない。患者が混乱し、怒っても理由がわからない。全部相手のせいにする。患者の理解力が悪い。治療が気に食わねばよその医療機関にと平然と言い放つ。オイラは医者として恥ずかしくって下を向いています。DQN患者と患者のせいにして貶めておわり。どうしてこんなクレームが出てきたのか理解できない。だから目の前の興奮した患者を鎮められない。
こんな奴らが診療のなんたるかを学ぶわけがないでしょう。勉強しない。永遠に成長しないね。
そう感じるようになって以来 日本の医療を悪化させるのは間違いなくこんな医者どもでしょう。一回ぐらい今の患者の医療不信の原因が医者にも少しあるかもしれないと考えてみてもいいでしょう。
ハッタリにしか使えん白衣を、
その最重要項目である清潔感を失った状態で着るなんて
何がしたいわけ?って思いますわ。
検査室や手術室の機材、コードやパイプの整理整頓だって、
患者さんにとってみれば、専門知識が無くても評価できる数少ないポイントのはずなんですけどね。
勤務医は無関心な人がほとんど。
何か重要なポイントが抜け落ちていますな。
ところが、ある日お客さんに言われたっていうか、ざっくばらんな話してて教えてもらったんですが、これ「威張ってるみたい」に見えるらしい。前時代、医者の世界で、美しいと見えるものが、必ずしも患者やお客さんにもそう映るかというとそうではないらしい。
わたし、いまは、もう、術着しか着ません。白衣を最後に着たのは何年前だろう?
白衣はホワイトカラー、術着はブルー(グリーン)カラーで労働着なわけです。世間一般人の目線からは。
前にも書いたかもしれませんが、うち、完全予約制なんですが、ある日午前のお客さんにすっぽかされました。
まあ、たまにあることなんで、仕方ないなあと思ってたら、翌日お叱りの電話いただきました。「寝坊してたのに、予約してたんだから、なんで電話して起こしてくれなかったのよ!」ああ、これは、気が回りませんで、申し訳ございません。以後、○○様につきましては、ご予約の日時にお越しいただいてない場合には、かならずお電話することにいたします。なんてったってお客様ですからね。お越しいただいて○万円お支払いいただくのは○○様なんですから。
美容の世界は美容の世界、田舎の世界は田舎の世界、それぞれの価値観・パラダイムというものがあるわけで、また、同じ世界でも、諸行無常、時と共に移ろい変わっていきますからねー。
大学じゃ、いまでも、白衣にネクタイしてると、患者がへへーって平伏してくれるんですか?いや、これ、真面目にお聞きしたいところなんですが。
高須クリニックの院長が、エルメスのナイトキャップを手術帽にしてるのは有名で、わたしも最近、グリーンのやめて、ブランド物のスカーフをターバンみたいに巻こうかと、これはほんとに真剣に考案中。
もちろん自分の趣味じゃないですよ。うちのお客様には、ブランドのスカーフのほうが喜ばれるかなあ、って思うからで。
ま、いいか。エビデンスに従って、現実を考えればいいし。
適切な信念(ラショナル・ビリーブ)だし。
ま、現実は思想に合わせてはくれないので、現実的対処をするしかないねえ。現地も医師もね。
ちなみに、私は医師の服装は気にしません。
だって、医療の説明聞くのに精いっぱいで、自分の事考えるのに精いっぱいで、服装なんて気にかけてないよ。
よっぽど、悪臭がしてる、とかなら別だけど。
これが、患者の視点からの医師のイメージです。参考になりましたか?
が、現地出身の方が現地以外の情報も見て、告発ブログで懸念されているとおり、多分、そうすると、ここの集落は消滅の危機にさらされる懸念が非常に強い状況になる。
そうならないうちに、合併を考察するとか、豪雪と交通の不便さを考え、リスクある集団はどっかに移住を検討するとか、考えた方がいいと思いますよ。
現実論です。これは。
あとは、現地で、現実を考えるしか、ないと思います。現実に接するのは、もちろん現地ですから。
その意見は、ここに。
> http://atsutane.exblog.jp/13934038/
moto-tclinic様
場所も名前も忘れましたがw
「院長回診」とか先触れが回って来た後、白衣にネクタイのおっさんに10人くらいゾロゾロ付いて回り
>患者がへへーって平伏してくれる
ことを期待してるらしき病院ありましたよ。
ちなみに、
>ブランド物のスカーフをターバンみたいに巻こうかと
いっそのこと、シーク教徒風にされるとか?(^^ゞ
またゴミレスでゴメンナサイ(__)>家主様
まあ これは無いですよ。自分もS59卒業です。宜しくお願いします。
医者の権威は仮にこっちがそう思っても患者さんはそうは思わなくなっています。
少なくとも不潔なだらしない人間に体を触られるのは人間にとって極めて苦痛である。
これを理解しなけりゃ最初から診療にも何もならないと言いたかったのです。
医師がどんな白衣を着ようと清潔で小ざっぱりとした身なりをすれば患者が安心する。私は単純にそう思っています。
どっちもありというところがこの年代の特徴であり、昨今の医療に関わる問題の両岸にいる年代のように思います。
前にどっかに書いてありました。
携帯より。
誠に失礼なんですが先生のおっしゃりようは放火されて燃え盛る家の中で「家の前をちゃんと掃除しとかないから近所の皆様のご不興を買ってしまったじゃないかっ!」って奥さんを怒鳴りつけてるズレた旦那って感じがしてならんのですが…。
有難うございます。
自分の言いたいことは 火事になる前に用心して防火に努めましょうという意味なんです。
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20100108
やりましたね。覚えてます。うれしかったなあ。
医者になって嬉しかったことは 毎朝洗いたての糊のきいた白衣に袖を通すことなんです。
実に気持ちが良い。
どうして同僚たちは汚い服を着るんだろう,患者の前に出るんだろう?
自分の疑問 違和感はそれにつきすね。
私が思うに、白衣を「制服」でなく「作業着」と認識しているからではないかな、
と思います。だから汚れても構わない。つらつら自分の周りを見返してみると、
そんな気がします。
火事の原因で一番多いのは放火なんですよね。(ボソ
ご近所さんのご不興を買わないのは大事かも
Bugsy様、
>自分の言いたいことは 火事になる前に用心して防火に努めましょうという意味なんです。
家の前をきっちり掃除するくらいで放火魔を抑止出来れば世話はないんですが…。
某学会雑誌からの剽窃ですがw、ドメスティックバイオレンスを防止するためには妻が夫に従うのが先決である、という意見、借金取立てに伴う暴力を防ぐためには借金をしないのが先決である、という意見は、やはり誤りだと思います。
>どうして同僚たちは汚い服を着るんだろう,患者の前に出るんだろう?
自分の疑問 違和感はそれにつきすね。
私は逆に、勤務医のクセに(開業医なら分かりますよ。あと仮に雇われでも先生が院長なら謝りますw)所詮作業服に過ぎない白衣をパリッとさせて着る等とゆー敢えて言いますが瑣末な事に拘る姿勢に疑問、違和感を感じます。そして公平に見る限り、私の価値観の方が多数派を占めておるからこそ先生が苦言を呈しているわけで…。
もちろん先生の価値観は尊重されるべきですが、それを至上にして普遍性のある価値観とし、まったく価値観の異なる赤の他人に強要しようとする姿勢ははっきり言っていただけません。先生に実害が及ばない限りは放置しとくのが「大人」ってもんではないでしょうか。
ちなみに私も白衣派ですwただし自分自身に作業場の「清潔」環境維持するぞの気合入れるためにw
僕には秋田を離れることを決意した大きな出来事があります。
それは意地汚い老人との出会いでした。
スーパーマーケットで働いていたのですが
毎日のように店員を捕まえて話しかける男性老人がいました
二時間近くも話しかける上、忙しい時もお構いなしでした
一度店長が捕まった時、僕はたまらず
「今忙しいので、また今度にしていただけませんか」
という旨を伝えたところ、店長は僕を怒鳴りつけました
お客さんに対して言うべき言葉ではありません。店長に怒られるのも仕方のない事でしたが
味を占めた老人はそれからも店長に話しかけ続けました
そして店長はある日見回りに来た社長に見つかり、
「仕事もしないで何をしてる?」といった感じで、降格された上に他店に飛ばされました
皆さんの貴重な意見には深く考えさせられますが
お医者さんが誠実に接しても、歪んだ人間はどうにもならないと思うのです
考えさせられますね。
どちらにせよ、現実的な答えを出す必要があるかと思います。 > 秋田の件、現地の件。
そのような輩はどこにでもいるものです。
個人的には、その出来事が何で秋田を出るきっかけになったのかがわかりません。
社長が云々ということを言えるということは、友人がいたとか顔なじみであった等、裏事情を知ることのできるところにいたということでしょうか?
私は地方から上京して今は埼玉に住んでいますが、ちょっと離れたところにあるイオンのお店で、昨年の夏に毎日のようにクレームを出している人を見かけました。
・・・1週間ほどたったある日、ちょうど目の前で警察に連れて行かれていました。
それ以来一度も見かけていません。
そういえば、その人も男性老人でしたね・・・
>Yosyan 様
有澤先生は、固い辞意を、それを上回る村民の熱意によって翻意させたようです。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20100319-OYT8T01242.htm
いろいろと穿った見方もできるような記事ですが、とりあえずご報告まで。
実は今件(上阿仁村の告発ブログ)でも言及されているのですが、刑事被告人の名前を公開できないのは、田舎で特定集団が権力を持っているから、という話があるのです。> しろうずサン
よって、その老人が、その事を知っていた可能性もあるのですよ。
どっちも威力業務妨害にあたると思いますが、都会では警察につきだすのが容易でも、田舎では容易でない場合があり得ます。
あと、過疎の農村って、こういう問題もあって、某自民党の票田もそうだった可能性があります。
以下の農業政策の票の分析を見てみてください。
> http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20090827
そこの出身者としては感心しましたよ。
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1474028.gif
この中で、率先して伝聞形式で医師中傷を流していた「コロンコ(^ε^)♪」(37歳)里香という女性が
2007年村長選で負けた候補者の親族ですが、どの小林氏の親族かわかりますか?
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1475281.gif
「なぜか!って今年は村長選挙あります、伯母の旦那さんが(あたしには伯父になるんだけど)、
村長選に立候補します( ̄□ ̄;)!!
ってことで新聞社よりアンケートや何やらきたらしく、それをバソコンで文章打つのを手伝っています」
中傷は2007年選挙後から始まっており、今回辞めた医師へ対するものではありませんが。
mixiの日記中でも度々発言しておりました。
選挙落選者の親族による、医師への誹謗中傷は重大な事件だと思うのですが。
ただ、親告罪なので、捜査開始には当事者からのアクションが必要です。
今年、件の医師は辞められるそうですが。
読売とか報じてましたけど。
地方の暗黒面を見た思いがします。
震災で外部から医師の助力を得た処も多いですが、こういう状況を参考に、教訓にして欲しいですね。
無医村になるのは、それなりに理由があると、個人的には思っているので。
今日のニュースでまた医者がやめたってのを見ました。
3年連続で1年程度でやめてるとか。
積極的に嫌がらせしている村民なんて数としたら圧倒的に少数でしょうから村として一括りにして批判するのも引けるんですが、もうダメな気がしますね。
小さい村なんでたいした話題もないのに、この「医者を追い出す村」って印象だけが根付いてしまい、それを覆すようなプラスの話題もまず出ないでしょうし。