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【グラニュース】


福島の少年に“元気”をパス  

2012年7月17日 紙面から

福島から来た子どもたちと記念撮影する水野(後列左)と佐藤(同右)=一宮市の一宮北高で

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 名古屋グランパスの新人MF水野泰輔(19)とDF佐藤和樹(19)が16日、愛知県一宮市の一宮北高で行われた「福島少年招待サッカーフェスティバル」にゲスト参加した。同校サッカー部員らが企画・運営したイベントで、2人は炎天下のなか約4時間半、福島市から来た21人を含む270人の小学生と、ミニゲームなどで交流した。

 2人は少年たちとの会話のなかで、原発事故の起こった昨年は体育館でしか運動できなかったことや、校庭除染後の現在も体育の授業を含めた外での活動時間が1日2時間に制限されるなど、のびのびとサッカーをできない状況を知った。

 支援の形はさまざまだが、水野は「早く試合に出て、一緒にサッカーしたことを自慢してもらえるようにするのがベスト」と力を込めた。佐藤も「『お兄ちゃん、活躍してよ』って言われた」と感じ入った。少年たちが観戦した14日の仙台戦では、高卒同期入団のMF田鍋がJ1デビュー。先を越された悔しさを隠さなかった2人は、貴重な経験と声援を糧に、プロデビューへの思いを新たにした。 (宮崎厚志)

 

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