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【大リーグ】

イチロー来季マリナーズ? 米メディアにGMが見通し語る

2012年7月17日 紙面から

レンジャーズ戦をベンチから観るマリナーズのイチロー(左)と川崎= セーフコ・フィールドで(社英夫)

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 【シアトル=ジョン・ヒッキー、秋野未知】15日(日本時間16日)付の米FOXスポーツ(電子版)によると、マリナーズのザック・ズレンシックGMは今季で5年契約を満了するイチロー外野手(38)について、来季以降も残留するとの見方を示した。また、岩隈久志投手(31)は地元でのレンジャーズ戦でメジャー2度目の先発を果たしたが、5イニング7安打4失点で今季2敗目(1勝)を喫した。イチローは3打数無安打、1四球。5試合ぶりに快音がなかった。

 ズレンシックGMは、イチローの来季残留に前向きだった。FOXスポーツによれば、同GMは「イチローは来年も戻って来てくれると思う。この球団の顔だし、われわれは彼に驚異的な尊敬の念を抱いている」と話した。

 ところが、この報道について地元紙シアトルタイムズから振られた同GMは、一転してトーンダウン。基本的に“イチロー不要”の論陣を張る同紙に対しては「キャンプ初日から言っているが、このような問題については一貫して公にしない。物事を検討しているかどうかは、あくまでも内部事情だ」とかたくなで、イチローの来季残留についても「とにかくシーズンを最後までプレーし、そこで様子を見る」と、にべもなかった。

 神経質になるのは、イチローの不振が長期にわたっているからだろう。昨季はともに自己ワーストの打率2割7分2厘、184安打。今季はさらに低迷し、この日のレンジャーズ戦で3打数無安打など打率2割5分8厘、95安打はシーズン171安打ペース。FOXスポーツは「イチローの将来に関しては、山内オーナーとの親しい関係が大きなファクターだとされる」と意味深長に報じたが、後半戦の奮起がなければ、これからも残留問題が大きく取り沙汰されるのは避けられない。 (ジョン・ヒッキー)

 

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