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【プロ野球】

釜田KO初黒星 首位ターン消滅

2012年7月17日 紙面から

◇ロッテ5−0楽天

 ロッテの成瀬が切れのある変化球でタイミングを崩し、6安打完封でリーグ単独トップの9勝目を挙げた。4回にサブローの先制3ランなどで5点を奪い、引き分けを挟んでの連敗を6で止めた。楽天の釜田はプロ初黒星を喫した。

 ついに、楽天・釜田に土がついた。4回にサブローに先制3ランを左翼席へ軽々と運ばれると、今江にも2点適時二塁打を献上。無念の4イニングKOでプロ初黒星。連勝が「3」で止まった右腕が試練の時を迎えた。

 「あの1球がすべてです」。釜田は被弾したスライダーの失投をうつむきがちに悔やんだ。2ストライクから2球連続で膝元へ投じたこん身の直球をボールと判定される不運も「仕方ない」。チームの前半戦首位ターンを消してしまった責任を一身に背負っていた。

 この日が9試合目の登板。体に目に見えない疲労が蓄積されていた。釜田は「大丈夫です」と強がっていたが、白球は正直だった。結果は自己ワーストの5失点KO。プロの壁にはね返された。

 先発のみでは1966年の堀内恒夫(巨人)以来の高卒新人デビュー4連勝の達成も消えた。「後半戦で頑張りたい」と前を向いた釜田はプロ初黒星を糧にして、壁を乗り越えてみせる。 (川越亮太)

 

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