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【プロ野球】

中畑 DeNA粘勝 石川3年ぶり弾で勝ち越し

2012年7月17日 紙面から

◇DeNA7−5ヤクルト

DeNA−ヤクルト 6回裏1死三塁、右中間に勝ち越しの2ランを放つ石川=横浜スタジアムで

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 DeNAが今季最多タイの15安打で7点を挙げ、1分けを挟んでの連敗を4で止めた。4−5の5回に金城の犠飛で追い付き、6回1死三塁から石川の3年ぶりの本塁打で勝ち越した。大原慎が今季初勝利。ヤクルトのロマンは5失点。

 DeNAのクールなキャプテンが決めた。同点で迎えた6回1死三塁。石川が右中間へ勝ち越し1号2ラン。シーソーゲームの流れを引き寄せた。うれしいことも笑わず、中畑監督に“ニヒル”と言われた男が一塁を回ると派手に右のコブシを突き上げた。

 「反対方向に強く打つ意識だったが、ちょっと引っかかって向こうにいきました。ガッツポーズはキャプテンきっちりやれているかなという思いもあって自然に出ました」。2009年8月28日の広島戦以来3年ぶりの一発。今季はチームメートに推されDeNA初代主将に就任したが打撃不振。5月28日まで1割台に低迷した。

 しかし、思わぬところできっかけをつかんだ。6月5、6日のロッテとの交流戦の試合前、QVCマリンで重いボールを使ってティー打撃。感触が良かったため本拠地でも用意してもらい右手首の使い方のコツをつかんだ。井上打撃コーチとのマンツーマンのティー打撃も続き6月から絶好調。この夜の3安打で2割8分6厘に達した。「チームが負けているのは悔しいけど、ひとりひとりはちゃんとできている。うまくかみあえばというところもあります」とキャプテンらしく胸を張った。 (後藤慎一)

 

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