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【社会】3カ月で40万円工面 大津・自殺の中22012年7月15日 18時11分 大津市立皇子山(おうじやま)中2年の男子生徒=当時(13)=が昨年10月にマンションから飛び降り自殺した事件で、男子生徒は亡くなる3カ月前から、現金を自分の貯金から引き出したり、親戚の財布から抜き取ったりし、これらの総額が40万円前後に上っていた。生徒を知る関係者が14日、明らかにした。自殺直後に中学校が全生徒に実施したアンケートには、いじめたとされる同級生から男子生徒に「金銭の要求があった」との回答が伝聞として15件あった。 関係者によると、男子生徒は昨年7〜8月、3回にわたって、お年玉などをためていた郵便貯金から12万4千円を下ろしていた。 ほかにも数回にわたって引き出し、親戚の財布や親戚が経営する店のレジからも金を取ったという。 中学校のアンケートでは、同級生が「お金を持ってくるように脅していた」「キャッシュカードの暗証番号を教えろと言った」とする回答があった。 いずれも伝聞だが、6人は実名を記した上での回答だった。 滋賀県警は「通帳などからお金が引き出されていることは把握している。自殺した生徒が引き出したかどうか裏付けが必要。まずは家宅捜索した暴行容疑で調べ、その後、付随して出てきた容疑を調べる」としている。 一方、中学校の藤本一夫校長(59)は14日会見した。自殺する6日前の昨年10月5日に男子生徒と加害側の同級生との暴力を伴うトラブルがあり、教員が父親(47)の相談に応じていたことに言及。「お金のことについての相談を受けた」と話した。 滋賀県警は、加害側とされる同級生3人が昨年9月29日に大津市の陸上競技場で開かれた体育大会で、男子生徒を後ろ手に縛っていたなどとする暴行容疑で、中学校と市教育委員会を家宅捜索している。 (中日新聞) PR情報
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