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キム第1書記の後見役を解任7月16日 10時53分
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北朝鮮は、キム・ジョンウン第1書記の後見役の1人とされる朝鮮人民軍のリ・ヨンホ総参謀長を、朝鮮労働党の最高幹部である政治局常務委員をはじめ、すべての職務から解任することを決め、新体制の権力内部で何らかのあつれきが生じている可能性もあります。
これは北朝鮮の国営メディアが15日に開かれた朝鮮労働党中央委員会政治局会議の決定として、16日朝伝えたもので、朝鮮人民軍のリ・ヨンホ総参謀長が、病気のため党の最高幹部である政治局常務委員をはじめ、すべての職務から解任されることが決まったということです。
党で序列5位のリ・ヨンホ氏は、3年前に総参謀長に抜てきされたあと、キム・ジョンウン第1書記が後継者として初めて登場した2年前の党代表者会で、中央軍事委員会副委員長や政治局常務委員に選出されました。
そして、去年12月に行われたキム・ジョンイル総書記の告別式の際は、キム・ジョンウン第1書記と共にひつぎを乗せた車に付き添って歩いたメンバーの一人で、キム第1書記の後見役の一人とされてきました。
リ・ヨンホ氏の病状など詳しいことは明らかにされていませんが、リ氏は、キム・イルソン主席の命日である今月8日にも、遺体の安置されている場所をキム第1書記と共に訪れたばかりで、突然の解任は、新体制の権力内部で何らかのあつれきが生じている可能性も含め、さまざまな臆測を呼びそうです。
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