NHK宮城県のニュース 仙台放送局
復興願い「塩釜みなと祭」
みこしを乗せた船が松島湾を巡る、恒例の「塩釜みなと祭」が16日行われ、震災からの1日も早い復興を祈願しました。
「塩釜みなと祭」は、終戦まもない昭和23年に市民が街を元気づけようと始め、ことしで65回目を迎えました。
祭りでは、塩釜市内にある志波彦神社と塩釜神社からきらびやかな金の飾りをほどこした、重さが1トンの2つのみこしが担ぎ出されました。
担ぎ手たちは神社の境内にある202段の急な石段をみこしを担いで下り、港までのおよそ3キロの道のりを練り歩きました。
このあと、2つのみこしは龍と鳳凰をかたどった豪華な飾り付けをした、御座船と呼ばれる2隻の船に乗せられ、およそ100隻の船を従えて松島湾へ出発しました。去年は震災で岸壁が壊れたことなどから、湾内の港にとまることが出来ませんでしたが、ことしは、ほぼ例年通り、湾内に点在する港をおよそ4時間半かけて巡りました。2隻の御座船は、色とりどりの吹き流しを風にたなびかせて巡りながら、震災からの1日も早い復興を祈願していました。
祭りを訪れた塩釜市の70代の女性は、「町は震災の被害を受けましたが、祭りをみていると新しい気持ちでまたがんばろうという思いがします」と話していました。
07月16日 19時11分
マイエリアの登録方法
表示したい都道府県を最大2つまで登録することができます。
- 未登録の場合は「登録」ボタンをクリックします。
- 登録したい都道府県を地図から選択します。
- 確認ボタンをクリックすると登録が完了します。
※登録した都道府県を変更するには「変更」ボタンをクリックします。