流木などが覆い被さったJR豊肥線の鉄橋=13日午後4時55分ごろ、阿蘇市一の宮町宮地(小野宏明)
同社によると、豊肥線では線路への土砂流入や土台流失、倒木などの被害が発生。特にいこいの村-宮地間では橋の土台が流されているほか、立野-赤水間では線路が土砂に埋まるなど、大きな被害が出ているという。
同社は代替手段として、肥後大津-宮地間で列車時刻表に合わせて臨時バスを運行。熊本-肥後大津間では普通列車のみ通常運転している。
ただ、宮地-豊後荻間は道路が通行止めのため、代替バスの見通しも立っていない。観光列車「あそぼーい!」や九州横断特急も当面運休する。
豊肥線は1990年の水害時に復旧まで1年4カ月かかった。JR九州の唐池恒二社長は「まだ全体像がつかめていないが、なるべく早く再開させたい」としている。
一方、不通となっている肥薩線の八代-人吉間(51キロ)は早ければ、14日にも運転を再開する見通し。(井上直樹)
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