東日本大震災の被災地を訪問している米国の高校生32人と、岩手県の高校生27人が15日、同県陸前高田市役所で交流し、復興のためにできることを話し合った。
生徒は８チームに分かれ、英語と日本語で１時間ほど知恵を出し合い、チームごとに模造紙に書いて発表した。「ユーチューブやフェイスブックを使って被災地の現状や必要な支援などの情報を発信する」といった若者らしいアイデアが多かった。
初めて来日した米フロリダ州のサマンサ・ギャンブルさん（18）は「ニュースでは復興が進む様子ばかり流れているが、実際に見た被災地はがれきだらけだった。米国に帰って経験を伝えたい」と話した。
県立大船渡高３年鈴木里歩さん（18）は「被災地を知ってもらうために言語を学んで文化交流するという意見を出した。今日はその一歩」と手応えを感じた様子だった。
終了後、日米の高校生は連絡先を交換し「連絡を取り合い、絆を強めよう」と誓い合っていた。〔共同〕
高校生、フェイスブック、被災地、ユーチューブ
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