猫無残死:加古川署が専従捜査班 /兵庫
毎日新聞 2012年07月12日 地方版
加古川市街を中心に猫の無残な死骸が相次いで見つかっている事件で、専従捜査班が組まれたことが分かった。加古川署が11日開いた町内会との協力会議で明らかにした。
市役所での会議冒頭、署生活安全課の前田宗彦課長が「警察庁も高い関心を持っている事件です。県警本部の協力で専従班を組んでおります」と、捜査態勢を説明した。そのうえで、殺人など大事件への“前兆事案”とみていることから、容疑者逮捕へ向けた情報提供の協力を求めた。また、子どもたちの見守り活動も依頼した。
署によると、無残な死骸の警察認知は5月以降で12匹(高砂市を含む)に上る。集中地区は、加古川、尾上。
会議後、市役所が主体となった青色回転灯を取り付けた車によるパトロール隊の出発式もあった。参加した町内会の役員からは「(死骸の)発見場所の一覧表が配られて、この事件について勉強になりました。早速、近所に伝えます」などの声が聞かれた。【高橋一隆】
〔播磨・姫路版〕