福島県内ニュース

常磐道復旧や下水道汚泥処分「しっかり対応

2012年07月15日 08時55分配信

羽田雄一郎国土交通相は14日、東日本大震災の被災地視察のため来県し、県庁で佐藤雄平知事と会談した。

佐藤知事が常磐自動車道の早期全線開通や東北中央自動車道の早期整備などを要望したのに対し、羽田氏は「復興関係道路として、しっかり整備する」と応じた。

佐藤知事は「視察で福島の現況を知って対応してもらえれば、復旧・復興の前進につながる」とあいさつ。

常磐自動車道の復旧の他、放射性物質に汚染された下水道汚泥の処分、JR常磐線とJR只見線の早期全線復旧など10項目の最重点事項を盛り込んだ要望書を手渡した。

会談は非公開で行われた。

終了後、記者会見した羽田氏は、常磐自動車道の早期全線開通について「除染が済んだ所から道路を造れるよう(発注方法も含めて)工夫していきたい」と述べた。

下水道汚泥の処分については「知事から電話で直接、住民の声を届けてもらった。

視察後に対応を考えたい」と語った。

トップへ