福島県内ニュース

避難区域再編、楢葉など7町村調整難航

2012年07月16日 11時28分配信

東京電力福島第1原発事故に伴う避難区域の見直しで、対象11市町村のうち、再編にこぎ着けたのは17日午前0時に再編される飯舘村を含めて4市村。

残る川俣町山木屋、楢葉、富岡、大熊、双葉、浪江、葛尾の7町村は賠償や除染、インフラ復旧などの課題が絡み、政府との調整が難航している。

賠償問題は、再編後の土地・家屋の賠償金の支払い方法や時期、賠償基準の算定方式などをめぐり、政府と避難自治体の間で詰めの作業に入っている。

各町村は賠償の道筋が付かないままでは区域再編の議論に応じない姿勢を見せている。

さらに、住民も区域再編には慎重だ。

上下水道などインフラの復旧、6号国道、JR常磐線の全線開通に時間を要することが予想される上、除染が予定通り進むかどうか不透明なためだ。

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