「さよなら原発10万人集会」と名づけられた反原発集会が、東京の代々木公園で始まりました。坂本龍一さんら著名人らも参加する予定です。

 会場周辺には16日午前9時ごろから、のぼり旗やプラカードを持った参加者が続々と集まり始めました。連休最終日ということもあってか、家族連れも多く、初めて来たという参加者も多く見受けられました。
 参加者:「私たち、福島市から来ました。こういう機会に来られたらなと思って、きょうは(東京に)出てきました」「子どもの未来を考えて、参加しようと思いました」
 去年9月に同じ主催者が開いた集会には3万人近くが参加しましたが、今回のデモは、その倍以上となる6万人規模が見込まれています。ノーベル賞作家の大江健三郎さんや瀬戸内寂聴さんら著名人も呼びかけ人として参加する予定で、デモは代々木公園を出発した後、明治公園や恵比寿などを目指す3つのコースに別れて行進するということです。
 一方、警視庁は、交差点などに参加者がとどまることで一般の歩行者とのトラブルを防ぐため、一部の信号機を調整したり、周辺の道路を規制することにしています。また、午後から気温が一気に上昇し、熱中症なども心配されることから、東京消防庁は、周辺を車で巡回するなど特別に態勢を取っています。主催者側は、デモの終了時刻について具体的な時間を発表していませんが、警視庁は、午後7時ごろまで続くとみて、終了後もしばらくは警戒を続ける方針です。

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