お爺ちゃんの帯 の仕立て直しが上がってきました。
早速〆めたいので、手持ちから土台を探すことに。
着物着ない人に撮影をお願いしたところ、
背後から素っ頓狂な声。
「・・・見えちゃってるよ?」
何てこたあない、振りから襦袢が覗いてただけの話。
子供の頃からの癖=「ばっかり食い」。
同じデザインのモノを色違いで買う事が良くあります。
でもね、好みかつ秀逸な物って早々見つからないし、
同じ柄であっても全くの別物と捉えているからでも。
でもって、最近の懸案事項はこの名古屋帯です↓
色そのものが与える印象の違いもありますけど、
地色によって、立つ色と馴染む色が出て来るために
柄の強弱が変わってくるからともいえましょうか。
箱をあけりゃあ、心に負担のかかる物ばかり・・・。
なんの因果か存じませんが、妖しくも美しい塩瀬再び。
既に出来上がった状態で送られてきた染め帯。
送り主は売り物として「どうですか?」だったんですけど、
正直、私が欲しくなりました。
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初めて購入した絣物は、車輪梅で染めたオレンジの琉球です。
絣モノは一歩間違えば“田んぼから出てきた系”なので
私が目指す方向性とは異なるはずなのですが、好きなんです。
11月末頃に、「市場における朱色の袋帯不足」の日記を書きました。
↓
http://ameblo.jp/kimonomania/entry-10718148096.html
梅のおはじきと思われる塩瀬の染め帯。
描きよどみの全く見られぬ流線が美しいこの帯は、
無線友禅、いわゆる堰だしと言われる技法です。
こういう商売やって8年経ちます私も、
銀座の「久のや」と「ぜん屋」さんとはお付き合い欠かしていません。
好きなメーカでしか仕入れないし、
仕入れ値で買ったほうが勿論安いですが、
お付き合いをきちんとキープしたい気持ちがあるからです。
なんと言っても、長年慣れ親しんだ店であり、ファンでもあり。
元々は同色鼻緒シングルで売られていますが、
私は二石の白でお願いしています。
この草履は薄いパールピンクで、ツボも同色に。
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