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福島 原発事故後初の海開き7月16日 12時54分
「海の日」の16日、福島県いわき市の勿来海水浴場では、震災と原発事故のあと、県内では唯一、2年ぶりに海開きが行われました。
海開きをしたのは茨城県境に近い、いわき市の勿来海水浴場です。
福島県内では、震災と原発事故の影響で、去年、海水浴場が1か所も開設されませんでしたが、ことしはこの海水浴場の浜辺や海水の放射線量に問題はないとして、県内で唯一、2年ぶりにオープンしました。
海岸では、16日、海開きを記念して式典が開かれ、市の関係者や地元の住民など60人が参加しました。
式典では、震災の犠牲者に黙とうをしたあと、いわき市の渡辺敬夫市長が「海水浴場はいわきの夏に欠かせまん。県外からの観光客も期待したいです」とあいさつしました。
このあと、いわき市の観光をPRする女性が海開きを宣言すると、早速訪れた人たちはことしの初泳ぎを体験していました。
この海水浴場では、津波の発生に備えて海水浴客たちのための「海の家」の設置をことし見送っていて、万が一の災害に備えたいとしています。
勿来海水浴場は来月12日まで開設され、この間、毎日2回、放射線量を測定し、その結果を掲示板で公表することにしています。
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