大津市でいじめを受けた男子中学生が自殺した事件で、教師の1人が体育祭でのいじめを目撃して注意したとする生徒の証言と、学校側の認識が食い違っていることが分かりました。

 この男子生徒は自殺直前にあった体育祭で、ほかの生徒から鉢巻や粘着テープで縛られるいじめを受けていたとされ、滋賀県警が暴行容疑で捜査しています。この時、現場を目撃した女性教師が通りすがりに注意をしていたと一部の生徒が証言しています。
 生徒:「(Q.女の先生は何と言ったんですか?)(教師は)『やめとけ』と言いました。『やめとけ』って軽く言っただけです」
 一方、14日、中学校の校長はこの女性教師について「詳細を覚えていない」「縛られたところを見ていない」などと生徒の証言と食い違うあいまいな説明をしています。
 校長:「亡くなった子が(鉢巻などを)巻かれていたのは現認していない」
 大津市教委は生徒の証言を踏まえ、当時の状況をさらに詳細に確認する方針です。

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