IGF「GENOME21」(14日、大阪・ボディメーカーコロシアム)で行われたIGFチャンピオンシップで野獣・藤田和之がジェロム・レ・バンナとのリマッチを制し、悲願のIGF王座奪取に成功した。若手の台頭が著しいIGFマットで、ベテランの凄みを発揮。試合後には売名王・澤田敦士が挑戦を表明し、藤田も受けて立つ姿勢を示した。
本能だけでつかんだ勝利だった。フットワークを使ってバンナの打撃をかいくぐった藤田は、一瞬のスキに左ハイキックをくらってダウン。苦しい立ち上がりとなる。
この一撃で記憶も飛ばされた藤田は、棒立ちになったところを狙われ、フロントスリーパーに悶絶。さらに4点ポジションからのヒザ蹴りから、顔面を激しく蹴り上げられ防戦一方となる。
しかし、勝利への執念は消えなかった。バンナを担ぎ上げ豪快にマットに叩きつけると、逆にグラウンド状態でヒザ蹴りを連射。最後は投げ捨てジャーマンからのドリルアホールパイルドライバーと畳みかけ、逆転の3カウントを奪った。
昨年8・27両国大会でバンナに敗れ、王座戦線から撤退した。約1年ぶりの再挑戦は藤田にとって文字通り、背水の陣だった。IGF中国旗揚げ戦(10日、上海)で防衛戦を行ったバンナに連戦の疲れが残る中、藤田は大阪大会でのベルト取りに集中し、万全の準備を整えてきた。
2億円ベルトを腰に巻いた初の日本人選手となった藤田。試合後、さっそく挑戦者が現れる。本来大阪大会でバンナに挑戦するはずが、藤田に挑戦権を奪われた澤田だ。
「オイ、藤田さん、次のタイトルマッチやってもらおうじゃねえか」と宣戦布告された王者は、二つ返事で受諾。「いつでもいいよ。いつでも来いよ!」と胸を貸す決意を固めた。
IGFは澤田に加え、鈴川真一、鈴木秀樹の闘魂3Sが急成長。圧倒的な実績を誇る藤田は新世代の防波堤となり、世代交代を死守する構えだ。藤田の戴冠でIGFマットに地殻変動が起こることは必至となった。
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