東日本大震災:福島の避難者・蜂屋宏樹さん、新発田にサーフィン店 「慣れた仕事を」雇用先が全面支援 /新潟
毎日新聞 2012年07月15日 地方版
転機は今年1月、避難者雇用に積極的だったフラダンス用品の製造販売会社「ハレハワイイ」(新発田市)に入社。しばらくは梱包(こんぽう)作業などをしていたが、関根弘和社長(41)が「ハワイとサーフィンのつながりは深い。何よりも自然と接することの大切さを発信してくれる」と期待を寄せ、同社が全額出資して開店を決めた。約1カ月間、社員総出で開店準備を進めた。
この日は福島のサーフィン仲間も開店祝いに駆けつけた。「新潟に避難したり、福島にいて海で遊べなかったりする子どもたちを招いて、サーフィン教室を開きたい」。蜂屋さんの夢は広がる。