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【サッカー】

男女サッカー代表 いざ五輪へ出発 永井が斎藤がレギュラー争奪戦

2012年7月16日 紙面から

 サッカー男子の五輪代表は15日、一部の選手を除いて再集合し、千葉県内で最終調整を行った。フランスで合宿を行う女子のなでしこジャパンと同便で、16日未明に事前合宿地の英国へ出発。攻撃陣の定位置争いは激化しているが、英国で行われる調整試合でFW永井謙佑(23)=名古屋=はゴールを、FW斎藤学(22)=横浜M=は持ち味のドリブル突破でのラストアピールを誓った。また最年少で選出されたJ2東京VのFW杉本健勇(19)はこの日の鳥取戦で決勝弾。五輪前のJラストマッチを自らのゴールで飾り、五輪本大会に向けて万全をアピールした。 

 子供たちに声を掛けられ、永井はサラサラと色紙にペンを走らせた。14日にJ1の試合を終え、いよいよロンドンへ。「向こうに行って盛り上がってくる。練習試合などでしっかりアピールしたい。(五輪代表では)得点が入っていないので、その辺りが課題です」。時折、笑みを浮かべながら静かに話した。

 壮行試合のニュージーランド(NZ)戦(11日)を欠場した海外組の宇佐美が英国で合流。FW、MFもこなせる大津、A代表経験者の清武、NZ戦にトップ下で先発した東、五輪前のJラストマッチでともに決勝点を決めた斎藤と杉本と、攻撃陣のレギュラー争いは英国で本格化する。

 永井はNZ戦で、1・5列目の左サイドで先発しながら無得点。五輪代表では今年2月のアジア最終予選のシリア戦を最後にノーゴールだ。同予選全6試合に出場したものの、先発フル出場はその試合のみ。残る5試合はすべて途中出場と、レギュラーが確約されているわけではない。

 最終予選途中から五輪代表に定着した斎藤も負けてはいない。トゥーロン国際大会のオランダ戦を含め、出場全7試合で2得点。NZ戦でも得意のドリブル突破でDFを置き去りにした。「自分はアピールしないといけない立場。ドリブルと切れ味のある動きが持ち味。練習からそれを出していけば、結果はついてくる」とレギュラー取りに意欲満々だ。

 関塚監督が「タレントが豊富」と頭を悩ませた上に選ばれたアタッカー陣。44年ぶりのメダル獲得へ、どんな組み合わせになるのか、指揮官の決断に注目だ。(関陽一郎)

 

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