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【大リーグ】ダル、自己ワースト7失点で6敗目 1回に四球連発でいきなり4失点2012年7月16日 紙面から ◇マリナーズ7−0レンジャーズ
【シアトル秋野未知、穐村賢】ダルの課題はやっぱり立ち上がり&与四死球!? レンジャーズのダルビッシュ有投手(25)は14日(日本時間15日)、敵地でのマリナーズ戦に先発登板、6イニング1/3を8安打、自己ワーストの7失点で今季6敗目(10勝)を喫した。相変わらず立ち上がりが不安定で1回に押し出しなどで4失点。その後やや持ち直し、7回途中まで粘ったが、打線の援護がなかった。過去2戦で打ち込まれたイチロー外野手(38)にはこの日も1安打を許した。ダルはマ軍戦計3試合で17失点(自責16)、対戦防御率9・00。この日は打球を左すねに受けるなど、地区最下位相手に散々な試合が続く。 後半戦はまさかの7失点(自己ワースト)スタートとなった。 1回、先頭打者アクリーにいきなり四球。2番イチローに一、二塁間を破られて無死一、三塁のピンチを招くと、リーグワースト3位の四死球数を誇る“ノーコン病”の発作が起きた。 「ストライクを取るのに苦労した」。3番ウェルズに死球、4番ジェイソにストレートの押し出し四球を与えるなど、2回までにやはり押し出しなどで5失点だったメジャーデビュー戦(4月9日)の再現VTRのような展開となった。 結局、この回だけで2本の安打と3四死球、失策も絡んで4失点。この日の相手先発が2010年サイ・ヤング賞右腕ヘルナンデスだったこともあり、「いいピッチャー相手に4点はきつい。(2回以降も)気持ちの切り替えができてなかった」とうなだれた。 前半戦最後となるはずだったツインズ戦での先発を飛ばしたことで、中12日での実戦登板だった。その影響についてダルビッシュは「投げている感じ、試合勘はそんなに変わったことはなかった」といつも通りを強調したが、その言葉とは裏腹にボールは荒れた。試合中盤にも4番ジェイソに左中間最深部へ本塁打を放たれるなど追加点を許し、7回1死満塁としたところで無念の降板となった。口を真一文字に結び、うつむき加減で自軍ベンチ内へ消えた。 マ軍戦はダルビッシュにとって“鬼門”と化している。計3戦で1勝2敗、対戦防御率9・00は、結果が全ての世界では何を言っても言い訳になる。「嫌な感じというのはないけど、僕に対してのアプローチがいいなとは思った」。9人中7人の左打者(スモークはスイッチ)を並べ、勝負どころでは逆らわず、逆方向へと打ち返してきたマ軍打線に屈したという事実は覆らなかった。 今季6敗中5敗が今後も対戦が多い同地区球団相手では評価も下がる。次回登板は中6日でエンゼルス戦(現地21日・アナハイム)。覇権を争うライバル球団相手にもうぶざまな投球は見せられない。 (穐村賢) PR情報
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