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【プロ野球】

宮国 プロ初黒星 後半戦へは手応え

2012年7月16日 紙面から

◇中日3−1巨人

1回にボークで先制点を許し、ベンチに戻って、タオルで顔を覆う宮国

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 中日が巨人戦の連敗を4で止めて快勝した。1−1の5回2死一、二塁から山崎の2点適時左翼線二塁打で勝ち越し。中4日で先発した吉見が要所を締め、7イニングを1失点で6勝目を挙げた。巨人は約2カ月ぶりに復帰した宮国が、5イニングを3失点でプロ初黒星を喫した。

 ほろ苦さと手応えが同居する復帰戦になった。右肩の違和感で戦列を離れていた巨人の宮国が緊急降板した5月16日のオリックス戦(東京ドーム)以来、約2カ月ぶりに先発。ボークで失点するなど若さをのぞかせたが、プロ最速タイの148キロを記録するなど、後半戦に向けてローテ復帰をアピールした。

 「久しぶりだったので、不安を持ったままマウンドに上がってしまったことがこういう結果につながったと思う」。20歳が悔しそうに振り返ったのは初回。3連打と四球で満塁とされると、平田の打席で痛恨のボーク。セットポジションが静止せず、むざむざと先制点を献上してしまった。2回以降は立て直したものの、5回に山崎に決勝打を許し、結局5イニングを7安打3失点。デビュー7戦目でプロ初黒星を喫した。

 宮国自身は「課題の制球力が全然納得いかない」と反省したが、首脳陣の評価は上々。原監督が「結果は出なかったけど僕は良い感触だし、良い時間を使ったと思う」と言えば、岡崎ヘッドコーチも「次のメドが立ったんじゃない」と指摘。敗れはしたものの、首位に立つ巨人にとって敵地での1勝1敗1分けは及第点。期待株、宮国の復活にも道筋がつき、収穫の多い名古屋遠征だった。 

  (臼杵秀之)

 

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