はじめまして、神成 陣です。
これから、始まります。
末永くよろしくお願いします。
第一話 葵、帰島する
三日月島は、観光客で賑わう島の一つだ。
(三年前とは、大違いね…。こうやって見ると感慨深いわね♪)
双葉葵は、そう思った。
人混みを分けて、少し人の少ない場所にある自宅を目指した。
夏風が、葵のキレイなブロンドの髪をなびかせた。
そこへ誰かがやって来た。
「葵姉様!おかえりなさい♪」
そう言いながら、葵の妹、双葉朱莉は、葵に抱き着いた。
その時、朱莉のツインテールが揺れた。
「ただいま。元気にしてた?」
葵は、優しく頭を撫でて、朱莉を自らの体から離した。
「していましたの♪姉様、今回はいつまでこちらに滞在なさるのですか?」
朱莉は、笑顔で葵に聞いた。
葵は、
「いつまでかは、わからないわ。でも、しばらくはいるのは、確実よ♪」
と、言った。
「やった〜♪」
実に子供らしい様子で朱莉は喜んでいる。
それを微笑んで見守る、葵。
そんな二人が並んでいると、とても絵になるのだ。
「二人とも……。そんなトコロでイチャついてないで中に入りなさいな♪」
家の中から、雨音月夜は、呼びかけた。
「つ、月夜!い、い、い、イチャつく、って私たちは姉妹なのよ!それは、ないわよ…!」
「ね、姉様ヒドイ……。そんなに否定するコトないのに……」
朱莉は、葵に涙目で言った。
「ほらね!朱莉は、そうなんだってさ♪」
月夜は、してやったりといった顔をしている。
「あ、朱莉まで………。はぁ……、もうイイわよ……」
葵は、渋々といった顔だ。
「姉様、中に入りましょう♪」
葵は、朱莉に促されて中に入って行った。
─────家の中にて
「久しぶりね、月夜。妹を看ていてくれて、アリガトね」
「当然のコトよ!だってぇ〜、こんなにカワイイ娘看ててって、頼まれたら断る人なんていないよ♪」
「あんた、もしかしてレ………」
「そ、そ、そ、そんな訳ないじゃない!仮に、そうならあんたとか朱莉ちゃんのコトを襲ってると思うよ…?」
以前から、居候する雨音家の中に入ってからは、何故か話が外で話していた時より変な方に向かっている。
「だ、だよね……」
「で、葵。お帰りなさい♪」
「ええ、ただいま」
かつて、葵と朱莉は、ここで居候していたのだが、葵は島の外に出ていたのだ。
「外の世界は、どうだった?」
「そうね……、すごくキレイな場所がいっぱい☆それから………」
葵は、真剣に話始めた。
────一時間後
「まぁ、そんなとこ」
「葵、外に行ってみて良かったんじゃない?行く前は、いやがっていたのに、ね」
「そ、そうね……」
葵は、何か言いづらいことが、あるらしい。
「葵!困ったコトがあったら、私に言いなさいよ!力になってあげるから!」
「な、何よ急に…。だいたい、そんなコト言われなくても分かってるよぉ………」
葵は、子供扱いされて少し照れている。
「そう言えば、ハイこれ。月夜、あんたに頼まれたモノよ!」
そう言って、月夜に紙袋を差し出した。
「おぉ、これは……!」
月夜は、嬉しそうに跳びはねて喜んでいる。
「月夜姉様、何が入っていますの?」
「ん?朱莉ちゃん、見て!キレイな指輪だよ♪」
と言って、朱莉に見せた指輪にはキレイな宝石がついている。
そして、その宝石は、プリズムの様に光を反射してキレイに光っている。
「葵姉様、この青い宝石何ですの?」
「これは、サファイアよ!」
「なるほどですの」
そんなたわいない話で盛り上がった。
「ふぅ〜、疲れたからしばらく休むわね…」
「ん、了解♪」
葵は、しばらく休むことにした。
どうでしたか??
この文章、一回友人に読んでもらいましたが、その時こう言われました。
“まるで、エロゲだな…”と。
まぁ、自分でもやりすぎた感はありますが、この調子で続けていきたいと、思っております。
では、また次回もよろしくお願い申し上げます。
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