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お久しぶりです、神成 陣です。
いやぁ、考えすぎてなかなかまとまらなくて時間がかかりました……。
では、どうぞ(^_^)/
第六話 デート→お泊り作戦
三日月(クレシェン)島に新たな朝がやってきた。




―────雨音家(あまのねけ)
今日は、いつもの朝とは違っていた。
理由は、(あおい)たちに恋人が出来たからだ。
「葵、おはよう」
葵に、そう声をかけたのは彼女と付き合う事になった月夜(つくよ)が呼びかけた。
「おはよう♪」
「おはよ♪」
そして挨拶を交わした二人は、抱き合った。
そこへ、葵の妹の朱莉(あかり)がやって来た。
「あ、あ、あ、朱莉…。ち、違うのよ、これは……」
「姉様方、おはようございます。ところで、葵姉様、何が違うとおっしゃっていますの?私には、何のコトなのかさっぱりですの……」
「……ッ」
葵は、赤面してしまった。
「まぁまぁ、葵。イイじゃない♪」
月夜は、さらに葵を抱きしめた。
「っ……。月夜、恥ずかしい…から放して……」
「もぅ……、いいじゃないの…」
そう言いながらも月夜は、葵を放した。
「姉様方、私今日、あり…、いえ、望月(もちづき)さんと出かけて来ますので、家を空けますの」
「ん、了解…」
「……分かった」
葵と月夜は、それぞれの答え方で答えた。
だが、事情を知っている二人はどこか歯切れが悪かった。




──────遊園地(朱莉'sパート)
今、朱莉と亜梨沙(ありさ)は、絹の道(シルクロード)という遊園地に来ている。
朱莉は、亜梨沙の腕に抱きついている。
「朱莉、私たち恋人みたいね♪」
「“みたい”では、ありませんの♪」
二人は、ラブラブオーラ全開で絹の道にいる。
「亜梨沙、今度はあちらに参りましょう…?」
「行こう♪」
二人の向かった先にあったモノは───。
それは───、観覧車だ。
「まさかとは、思うけど。朱莉、何か期待なんてしてないよね……?」
「な、なんのことですの……?」
朱莉は、そう言って頬を赤く染め、そっぽを向いた。
「朱莉?そんな態度で言っても、意味ないわよ?」
亜梨沙は、微笑んで言った。
「そ、そ、そんなことを言うので、あればおいて行きますのよ…?」
朱莉は、何故か必死だ…。
「朱莉、カワイイわよ♪」
亜梨沙は、そう言って朱莉を抱きしめた。
「ひゃあ……」
朱莉は、かわいらしい悲鳴をあげた。
「朱莉、機嫌を直して♪早く、観覧車に乗ろう…?」
「は、はいですの……」
かくして、二人は、手を繋いで観覧車に乗った。



「朱莉、見て見てアレ♪」
亜梨沙は、楽しそうに言ったが、朱莉はそうではなさそうだ。
「ど、どれですの…?」
朱莉は、高い所はそんなに得意ではない様だ。
「あの赤いタワー……、って、高い所を怖がっている朱莉もカワイイ♪」
と、言って亜梨沙は朱莉に抱き着いた。
しかし、その行為のせいで、朱莉たちが乗っている観覧車が大きく横にスイングした。
「きゃああああああ……。あ、あ、あああ、亜梨沙ってば、な、な、な、な、何をしますの……」
「何って、ハグ…?」
亜梨沙は、“テヘ☆”と言いそうな感じで答えた。
「ハグ…?じゃありませんの…」
「じゃあ、こうすれば許してくれる……?」
と、言って、亜梨沙は上目遣いに朱莉を見て、キスをした。
「ん……。亜梨沙ぁ…」
朱莉も、何かのスイッチが入った様な感じでキスを続けた。
「はぁ…、見えちゃいそうだからココまでかな…」
お互い、上気した顔で見つめ合っている。
「もぅ〜、亜梨沙ぁ……」
朱莉がそう言ったのを最後に観覧車から降りるまで二人ともずっと無言だったのだ。





楽しい時は、“あっ”と言う間に過ぎていく。
気がつけば、すでに夕方だ。
「では、亜梨沙。また、明日…」
朱莉は、寂しそうにそう挨拶をした。
「朱莉、そんなに寂しそうにしないで…。帰したく無くなるじゃない♪」
「…………(それは、それで構いませんが…)」
そう、朱莉は呟いた。
「朱莉、何か言った…?」
「い、いえ、特には……」
「そう…?」
亜梨沙は、何か考えている。
「イイコト思い付いた、わ♪朱莉、今夜は私の家に泊まりに来ない…?」
「わ、分かりましたの。では、少し準備に帰って来ますの♪」
「じゃあ、あとで(`∇´ゞ」
今夜は、嬉しい夜になるなぁ、と朱莉は心おどらせながら一旦家に帰るのであった。
どうでしたか……?
今回、まとまり方がビミョーな気がしますが……
今度は、幾分か“二次創作”部分を作って、“IF”の世界を展開していこうかと思っています。
では、また次回
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