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福島 原発事故後初めての海開きへ
7月16日 5時58分

福島 原発事故後初めての海開きへ
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「海の日」の16日、震災と原発事故のあと、福島県内では初めての海水浴場の海開きがいわき市で行われます。

海開きをするのは、茨城県境に近いいわき市の勿来海水浴場です。震災と原発事故の影響で、福島県内では去年は海水浴場が1か所も設けられず、ことしは勿来海水浴場が県内唯一の海水浴場です。
震災の津波で砂浜にあった2か所の監視塔や公衆トイレが壊れる被害を受けましたが、仮設の監視塔やトイレ、シャワー設備が設置されて準備が整いました。
15日は、市から警備を委託されているおよそ10人が津波の発生を想定した訓練を行いました。参加者たちは拡声器を使って海岸にいた人たちを高台まで避難誘導し、音量が低かったため、さらに音を大きくする改善点を確認するなど、海開きに備えていました。
勿来海水浴場安全対策実行委員会の渡辺徳二委員長は「安全対策には万全を尽くして訪れる人を迎えたい。安心して海水浴を楽しんでもらいたいです」と話していました。
福島県が放射線量を測定したところ、1時間当たりの空間線量が0.06から0.07マイクロシーベルトで、水質も含めて健康に問題がないレベルだとしています。また、毎日2回放射線量を測定し、結果を公表することにしています。

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