名古屋グランパスのオーストラリア代表FWジョシュア・ケネディ(29)が15日、愛知県豊田市内の病院でMRI検査を受け、右膝の故障で全治2週間と診断された。チームの発表によると右内側広筋挫傷および右内側側副靭帯損傷。これにより、25日のナビスコ杯準々決勝第1戦、清水戦(アウスタ)、28日の札幌戦(札幌厚別)の2試合の欠場が濃厚となった。
ケネディは14日の仙台戦(豊田ス)の後半ロスタイム、相手ペナルティーエリア内で仙台DF角田ともつれ合うように転倒。この際右膝を痛め、一度は立ち上がって歩き出したが、痛みを感じて交代を申し出た。試合後は「2日かもしれないし、2週間かもしれない」と話していたが、予想は悪い方に的中した。また、このプレーで右腕を骨折したとみられる角田についても「ゴール前での勝負どころだったが、お互いにとってミステイクだった」と、顔をしかめた。
この日は選手とシーズンシート購入ファンとの交流イベントも開催されたが、ケネディは欠席。Jリーグが復興支援試合を開催するため、21日にリーグ戦が行われないことだけが不幸中の幸いだ。 (宮崎厚志)
この記事を印刷する