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電機各社 節電サービス広がる7月16日 6時47分
電力不足に対する懸念がぬぐえないなか、電機メーカーの間では、企業や家庭の節電への取り組みを助ける新たなサービスに乗り出す動きが広がっています。
このうち「日立製作所」は、1つの企業が、各地に持つ工場やオフィスの節電システムを一括して管理する新たなサービスを開発しました。
このサービスは、これまで把握が難しかった各事業所ごとの電力の使用量や節電の効果をいつでも確認できるのが特徴で、導入すれば事業所ごとの使用電力を1か所で効率的に調整することが可能になります。
日立製作所社会情報システム本部の加藤裕康担当部長は「各企業は使った電力の総量だけでなく、ピーク時の使用を減らすことも求められており、それに必要なシステムを開発した」と話しています。
一方「NEC」は、パソコンや携帯端末を使って外出先から家庭の電力使用量を確認できるサービスを住宅メーカーとともに始めたのに続いて、消し忘れたエアコンなどの電源を外出先から消すサービスも今後始める予定です。
また「東芝」や「三菱電機」も、複数のビルの間で電力を効率的に融通しあったり、人のいなくなった机の照明を自動で消したりするシステムを事業化する計画で、電機メーカーの間でも節電ビジネスが広がっています。
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