〔ENEニュース〕★★★ フクイチ放出放射能 日本人研究チームの発表(その3)/フクシマの降下物、地表近くの空気中を漂う 呼吸で内部被曝 チェルノブイリでは高空噴き上げ 地表に浮遊せず
Fukushima fallout lingered just above ground to be inhaled — Chernobyl particles never came down, or were rained onto surface without floating in air (DIAGRAM) → http://enenews.com/trouble-fukushima-fallout-lingered-above-ground-level-be-inhaled-chernobyl-fallout-never-came-down-rained-ground-floating-air
スウェーデン宇宙物理学研究所のM・ヤマウチさんらのチームが発表した資料の中にはまた、チェルノブイリとフクシマの放射性ダストの降下状況の違いを示す図解が含まれている。
ENEニュースによると、この図は、フクイチではチェルノブイリのように上空数キロに噴き上がったものが高層の風で移動、雨で降下するというパターンはとらず、基本的に地表の風によって運ばれ、地表に降下するドライ汚染(3月14日、20日の降雨によるウエット汚染は、チェルノブイリほどハードな沈着をもたらさなかった)を示すものだ。
しかし、チェルノブイリ型の汚染がなかったからといって、胸をなでおろすことはできない。
ENEニュースは、「フクシマの放射性降下物は人間に呼吸されるために地表に漂っていた(Fukushima fallout lingered just above ground to be inhaled)」と指摘している。
前記の(その2)で、ENEニュースが言っていたように、フクイチ事故の場合には、チェルノブイリ型のハードなウエット汚染はかなり免れたものの、逆に、空気中の放射性ダストを呼吸で吸い込んでしまう内部被曝のリスクが生まれていたわけだ。
Posted by 大沼安史 at 04:05 午後 | Permalink
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