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近畿で局地的猛烈な雨 警戒を
7月15日 9時38分

近畿で局地的猛烈な雨 警戒を

近畿地方は、15日未明から京都市などでレーダーによる解析で1時間におよそ90ミリの猛烈な雨が降ったとみられるなど局地的に大雨となっており、気象台は、土砂災害や河川の氾濫などに警戒するよう呼びかけています。

大阪管区気象台によりますと、近畿地方は、上空に南から暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となった影響で、15日の未明から京都府を中心に局地的な大雨となりました。
このうち京都市北区の付近では、レーダーによる解析で午前5時までの1時間におよそ90ミリの猛烈な雨が降ったとみられます。
また、京都市西京区と京都府の亀岡市、それに大阪府高槻市の付近でも午前4時までの1時間におよそ90ミリの猛烈な雨が降ったとみられます。
一方、午前4時までの1時間に、京都市では54.5ミリの非常に激しい雨を観測したほか、大阪府能勢町で28.5ミリの強い雨を観測しました。
気象台によりますと、近畿地方の雨はピークは越えましたが、これまでに降った大雨で地盤が緩んでいるところがあります。

住民をゴムボートで救助

京都市北区衣笠開キ町では、紙屋川の水があふれて周辺の住宅十数棟に流れ込み、床上まで水につかるなどしています。
中には2階近くまで水につかっているとみられる家も数棟あり、複数の住民が救助を求めていて、消防で救命用ゴムボートで救助に当たっています。
自力で外に避難した1人暮らしの小林孝司さん(64)は「午前2時半ごろから3時ごろに雨が集中的に降り、家の1階部分が浸水し始めた。着のみ着のままで、ひざの上まで水につかりながら何とか外に出た。本当に怖かった」と話していました。
また、京都府亀岡市によりますと、市内の曽我部町南条で土砂崩れが起きて家の中に土砂が流れこみ、住宅が壊れたということです。
さらに亀岡市北町で床上浸水が1棟、篠町や曽我部町で床下が水につかった住宅があるという情報が寄せられているということです。

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