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内閣府に「宇宙戦略室」設置7月13日 0時38分
宇宙の開発や利用に関する政策の立案などを一元的に担う「宇宙戦略室」が、12日、内閣府に設置されました。
宇宙の開発や利用に関する政策を巡っては、平成20年に「宇宙基本法」が施行され、総理大臣を本部長とする「宇宙開発戦略本部」が政府内に設置されましたが、具体的な政策の立案は関係する省庁がそれぞれ行ってきたため、同じような政策が重複するなど、省庁間の縦割りの弊害が指摘されてきました。
「宇宙戦略室」は、こうした弊害をなくし、政策の立案や関係省庁の調整を一元的に担当するため、内閣府に設置されたもので、野田総理大臣と宇宙政策担当を兼務する古川国家戦略担当大臣が、12日、戦略室の入り口に看板を設置しました。
宇宙戦略室には24人の担当者が常駐し、災害により対応できるGPSの機能を強化した衛星の開発や、国際宇宙ステーションへの参画のしかたなどを検討することにしています。
政府は今後、宇宙戦略室の下に、有識者による「宇宙政策委員会」を設置し、宇宙開発への取り組みを強化することにしています。
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