※この記事は、2010年12月30日に掲載したものを、一部修正して再掲載したもの。
※もう全部の記事復活させろよとも思うが、もうしばらく考えておく。
手元にある、単四型のPanasonicの充電式EVOLTA、同メーカーの通称赤パナ(アルカリ電池)、
GPのReCyko+、SANYOのeneloopの内部抵抗を測定してみた。
ただし、簡易測定なので、誤差が非常に大きい。
※測定方法は後述。

下から赤パナ、充電式EVOLTA、eneloop、ReCyko+。
この写真のeneloopは非常に古いものだが、測定はもう少し新しいものを使った。
測定に使った3種類の充電池は、同時期に購入したものだと思う(赤パナはもっと後)。
・充電式EVOLTA
無負荷時の電圧:1.310V
負荷抵抗 |
端子間電圧 |
内部抵抗 |
10オーム |
1.164V |
1.254オーム |
3オーム |
0.978V |
1.018オーム |
1オーム |
0.778V |
0.684オーム |
・赤パナ
無負荷時の電圧:1.535V
負荷抵抗 |
端子間電圧 |
内部抵抗 |
10オーム |
1455V |
0.550オーム |
3オーム |
1.305V |
0.529オーム |
1オーム |
1.050V |
0.462オーム |
・ReCyko+
無負荷時の電圧:1.250V
負荷抵抗 |
端子間電圧 |
内部抵抗 |
10オーム |
1.210V |
0.331オーム |
3オーム |
1.130V |
0.319オーム |
1オーム |
0.982V |
0.273オーム |
・eneloop
無負荷時の電圧:1.294V
負荷抵抗 |
端子間電圧 |
内部抵抗 |
10オーム |
1.268V |
0.205オーム |
3オーム |
1.208V |
0.214オーム |
1オーム |
1.067V |
0.213オーム |
どこか間違えてる気がするなぁ・・・。
でも、だいたい普段使っていて感じるのと同じような結果になっている。
充電式EVOLTAは、いくらなんでも酷すぎるけれども。
やはりeneloopは、いつ測定しても優秀(だからSWRTの指定電池にしたんだけど)。
ちなみに、この測定結果には
電池ボックスの抵抗なども含むので、
実際の電池の内部抵抗はもう少し小さくなる。
今回の感想。
eneloopのデザインは、他の3種類と比較すると洗練されていて良い。
充電式EVOLTAと赤パナ、eneloopはプラスが左にくるように置くと文字が読めるが、
ReCyko+はプラスが右にくるように置くと文字が読める向きになる。<それは感想ではない
※※※
今回用いた測定方法
1.電池の無負荷時の電圧を測る。
2.任意の抵抗を接続したときの電池の両端電圧(=負荷抵抗にかかる電圧)を測定する。
3.計算する。
この測定方法の問題点
・低抵抗の厳密な抵抗値はホイートストンブリッジがないと測定ができないので、
一般家庭ではあまり精密な測定ができない。
・負荷の抵抗値が固定なので、電池によって流れる電流が変わってしまう。
(これは、複数の負荷で測定してグラフを描くことで何とかなる。)
・重たい負荷を繋ぐと、どんどん電圧が下がってくるので、
負荷接続後、何秒で測定するかを決めておかなければならない。
精密に測定するのであれば定電流負荷を用意したいところだが、
電池同士の比較をするのであれば上記の測定方法でも(なんとなく)優劣は分かるので、
私はこの方法で測定することが多い(準備が楽なので)。
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