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カンボジアの子どもを襲う謎の病気、3か月で60人死亡 WHO

  • 2012年07月04日 16:42 発信地:プノンペン/カンボジア
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中国・北京(Beijing)の病院で、母親の指をつかむ新生児の手(2008年12月1日、資料写真)。(c)AFP/Frederic J. BROWN

【7月4日 AFP】世界保健機関(World Health OrganizationWHO)は3日、カンボジアの子供たちの間で広まっている原因不明の病気により、ここ3か月で60人が死亡したと発表した。

 WHOの公衆衛生専門家、ニマ・アスガリ(Nima Asgari)医師によれば、最初の死亡例は4月に報告された。犠牲者は全て7歳以下の幼い子どもだという。

 WHOは現在、カンボジア保健省と協力して病原と感染経路の特定に取り組んでいる。

 アスガリ氏は、まだ調査が初期段階にあるため詳しい症状の特定は難しいとしつつ、「高熱や、重い胸部の症状に加え、一部の子どもは神経系に異常をきたしている兆候がある」と説明している。

 現在までに報告された61例のうち、一命を取り留めた患者は1人しかいないという。発症した子どもたちは首都プノンペン(Phnom Penh)と北西部の観光都市シエムレアプ(Siem Reap)の病院に運び込まれている。

 WHOが後にAFPに送ったコメントによれば、この病気が伝染病であると示す兆候はまだ確認されていない。(c)AFP

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