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東北電幹部「原発を推進」で紛糾 仙台で意見聴取会

2012/7/15 19:42
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 政府のエネルギー・環境会議(議長・古川元久国家戦略担当相)は15日、国の中長期のエネルギー政策に関する第2回の意見聴取会を仙台市で開いた。公募で選ばれた9人が意見表明した。発言者の1人として東北電力の企画部長(執行役員)が原発を推進する意見を述べたことで不満の声が上がり、進行が一時中断した。

 2030年時点の原発依存度を0、15、20~25%とする政府の3つのシナリオの賛否について、9人が発言した。その中で東北電力の企画部長が「会社の考えをまとめて話す」として「20~25%が最も当社の考え方に近い」と述べた。これに「人選がやらせではないか」との声が会場から上がった。東北電力は「あくまでも抽選に応募したもので、やらせではない」と説明している。

 発言者の中に首都圏在住者が3人含まれていたことにも「震災被災地の意見を聞く会ではないのか」などの異論が続出した。開催の周知が不十分だったとの不満も相次いだ。聴取会には105人が参加した。

 出席した細野豪志環境相は終了後に「(発言者の人選は)ランダムな抽選の結果でやむを得ない」と釈明した。8月1日に福島市で開催予定の聴取会では「できるだけ福島の意見を反映できるよう工夫したい」とし、運営方法を見直す考えを示した。政府は8月4日までに全国11カ所で意見聴取会を開く。(震災現地取材班)

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東北電力、企画部長(、古川元久、エネルギー、細野豪志、聴取会

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