地方新聞収集の醍醐味は、さまざまな個性的な新聞に出会えることです。

☆福島は町民新聞の宝庫

 小さな町なのに、ちゃんと日刊(夕刊の場合が多い)の新聞がある! 福島県にはそうした新聞が多いのに驚きました。夕刊たなぐら(棚倉町)、町民ニュース(石川町)、夕刊いしかわ(同)、夕刊矢祭(矢祭町)がそれ。B4裏表の2ページ建てですが、町民の暮らしに根付いたほんわかムードの新聞です。

☆きめ細かい発行の長野

 長野県は教育県、議論好きの県民性を反映してか地方新聞の多い土地です。しかも同じ新聞社でありながら、7つの地域で題号を替えた新聞を発行している岡谷市民新聞(岡谷市)の市民新聞グループや同じ題字で複数の地域版を発行している長野日報(諏訪市),市民タイムス(松本市)といった地域に密着したきめ細かい発行形態が目立ちます。

☆題字がでっかくなっちゃった!

 見出しの大きなスポーツ新聞でさえ、近年題字は小さくなる傾向にあります。一般紙といえば、題字は右上の隅にちょこんと構えるクラシカルなものがほとんどでしたが、最近は上一段の横題字にリニューアルするところも増えています。モダンで大きく他紙と差別化しやすい、というわけです。なかでも、北日本新聞(富山・富山市)と山陽新聞(岡山・岡山市)は朝刊はクラシカルなままですが、夕刊の題字のスペースに横2段を使ってビッグに差別化を図っています。
※山陽新聞夕刊の題字は現在変更になったため、この項、近く改めます。

※この項も順次増やしていく予定です。

ユニーク地方新聞
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