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「思い出」デジタル化 石巻写真公開センター開所

パソコンで検索できる「思い出の写真」デジタル公開センター

 東日本大震災の被災地で回収された写真をパソコンで閲覧できる石巻市の「思い出の写真」デジタル公開センターが14日、開所した。写真のデータは17日から市役所や市総合支所でも公開し、市は持ち主への返還を進める。
 センターは震災がれき中間処理施設の共同企業体(JV)事務所隣接地に開設された。開所式には写真の整理などに当たったボランティアや行政関係者ら約40人が出席。亀山紘市長は「写真は一人一人が石巻で生きてきた証し」と述べた。
 閲覧者は旧市町ごとに仕分けした写真をパソコンで探し、関係する写真を見つけた場合は職員に申し出、身元確認の上で引き渡される。
 市は今後、「運動会」「結婚式」などのキーワードで検索できる仕組みも整える。
 閲覧受け付けは午前9時〜午後4時。センターは月曜と祝日の翌日、市役所は土日・祝日が休みで、各総合支所は月曜と火曜に閲覧できる。
 市内で回収された写真は約80万枚。市は昨年5月からことし1月まで展示公開したが、返還できたのは約6000件にとどまり、ボランティアの協力でデータ化と公開の準備を進めていた。


2012年07月15日日曜日


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