「アクセル・ワールド」10巻感想 ※ネタばれ有
「アクセル・ワールド」10巻読了〜。

ついに2桁突入です。
サブタイトルが"Elements"ってことで、
本作に出番はないけど、レイカーさんとういういの二人も表紙に。
水着なのは特に意味がないという開き直りに賞賛の嵐w
そんな今巻は短編集。
ってことで個別に感想を。
まず1話目は、グッと過去に戻ってクロウがレベル2になった頃の話。
ポイント全損で退場となるブレインバーストの世界においては、
レベルアップにはポイントを使うって仕様は罠ですよねぇ。
私なら同じ失敗しそうで怖い。
ってことで、伝説の用心棒を雇って安全マージン確保しようぜってのが
きっかけとなった「遠い日の水音」。

訳あってレベル1に留まっているという用心棒のアクア・カレント。
で、結局男なの女なの?
ここ重要なんだけどもう気になって仕方ないですw
戦闘のほうでは、主に色の特性を最大利用した攻防が特徴でした。
力や技の勝負も面白いけど、ステージ特性の利用や属性の相性を使うのも見ごたえあります。
中で突き抜けた強さを見せたアクア・カレント。
身にまとっている純粋の鎧は、元々なのか強化外装なのかは気になるかな。
その正体がエレメンツの1人であることが明かされながらも、
ハルユキの記憶を消すことで本編への影響を無くしたのは
力技ながらもむしろ本編での登場に期待膨らむってものですわ。
2話目の「最果ての潮騒」は、ハルユキ達が能美に苦しめられていたときに、
沖縄に修学旅行に行っていた黒雪姫の話。
黒雪姫視点ってことで新鮮な感じでした。

黒雪姫の抱える闇と、似た部分がある親友の恵とのすれ違い、
沖縄での出会いと再会、あとは黒雪姫が沖縄から東京へ駆けつけることが出来た
モンスターのテイムを可能とするアイテムの入手経緯などなど。
なんとも読み応えのある内容となってます。
まずは恵に関して。
ブレインバーストに関わるって時点で、何かしらの心の闇が描かれるが通常になってますが、
一度退場した人間のその後っていう点では特筆すべきかな。
敵でいうと能美が退場者として本編では描かれましたが、
あれはブレインバーストにまつわる記憶が消えるという証明として描かれているのに対し、
恵は過去に大切にしていたものを再現したいという過去に囚われているとも、
未来へ進んでいるとも捉えられるような、
より現実を生きる人間よりの話となっています。
一瞬とはいえブレインバーストの世界に復帰したことで、
現実の恵にも多少なりの影響を与えたっていうのはまさに奇跡というか。
今後どのようになるかはわからないけど、"どちらの世界が"ではなく、
"どちらの世界も"彼らにはまだまだ必要ってことなのでしょうか。
んで、ルカ、マナ、クリキン絡みの話ですが、
これは加速研究会が絡んでいるのかな?
名前は一切出てきてないので単なる憶測なんだけど、
神獣級をテイムできるアイテムを入手なんて話があればすぐ広まるところなのに、
表に話が出てきていないとか、バックドアプログラムとかの手口からなんとなく。。
まぁどちらにしろ、クリキンの巨大ロボットカッコいいってことでw
こういうお遊びというか、お互いが楽しめる戦いこそが
バーストリンカーの通常なのだろうね。
3話め「バーサス」はこれぞ短編ならではの、
「アクセル・ワールド」と「ソードアート・オンライン」のコラボ。

設定は完全にこじ付けなんだけど、時を越え、システムを越えて
ハルユキとキリトの対戦が実現したってのが熱いです。
結果的にはノーカウントなんだけど、
個人的には初めて触れるシステムに対するキリトの順応性が驚嘆ですね。
いわゆる対戦格闘ゲームは、基本的な強さがあっても、
システムを知らないと力なんて数割しか発揮できないもの。
それを一戦の間に把握して更に応用までするとか並じゃないです。
ハルユキもキリトに迫る力を発揮したりと、
持てるポテンシャルを如何なく発揮してくれました。
素手で剣に挑んでいるのに、前に出ることを臆さない勇気が凄い。
銃弾避けとか訓練してるだけあります。
内容的には本当の意味でサービスといった感じだけど、
夢のコラボなだけあって面白かったです。
3話とも見所たっぷりのいい短編集でした。
個人的には今後本編に登場する可能性のあるアクア・カレントの話が
一番印象に残ったかな。
で、巻末にはいつもの川原礫作品の刊行情報。
「アクセル・ワールド」11巻は来年夏頃。
「ソードアート・オンライン」9巻は来年2月10日予定。
アニメ化が関係してる都合か、どちらも若干の間が空く形となります。
来年は両作品ともこれまで以上に取り上げられるかもですね。
ついに2桁突入です。
サブタイトルが"Elements"ってことで、
本作に出番はないけど、レイカーさんとういういの二人も表紙に。
水着なのは特に意味がないという開き直りに賞賛の嵐w
そんな今巻は短編集。
ってことで個別に感想を。
まず1話目は、グッと過去に戻ってクロウがレベル2になった頃の話。
ポイント全損で退場となるブレインバーストの世界においては、
レベルアップにはポイントを使うって仕様は罠ですよねぇ。
私なら同じ失敗しそうで怖い。
ってことで、伝説の用心棒を雇って安全マージン確保しようぜってのが
きっかけとなった「遠い日の水音」。
訳あってレベル1に留まっているという用心棒のアクア・カレント。
で、結局男なの女なの?
ここ重要なんだけどもう気になって仕方ないですw
戦闘のほうでは、主に色の特性を最大利用した攻防が特徴でした。
力や技の勝負も面白いけど、ステージ特性の利用や属性の相性を使うのも見ごたえあります。
中で突き抜けた強さを見せたアクア・カレント。
身にまとっている純粋の鎧は、元々なのか強化外装なのかは気になるかな。
その正体がエレメンツの1人であることが明かされながらも、
ハルユキの記憶を消すことで本編への影響を無くしたのは
力技ながらもむしろ本編での登場に期待膨らむってものですわ。
2話目の「最果ての潮騒」は、ハルユキ達が能美に苦しめられていたときに、
沖縄に修学旅行に行っていた黒雪姫の話。
黒雪姫視点ってことで新鮮な感じでした。
黒雪姫の抱える闇と、似た部分がある親友の恵とのすれ違い、
沖縄での出会いと再会、あとは黒雪姫が沖縄から東京へ駆けつけることが出来た
モンスターのテイムを可能とするアイテムの入手経緯などなど。
なんとも読み応えのある内容となってます。
まずは恵に関して。
ブレインバーストに関わるって時点で、何かしらの心の闇が描かれるが通常になってますが、
一度退場した人間のその後っていう点では特筆すべきかな。
敵でいうと能美が退場者として本編では描かれましたが、
あれはブレインバーストにまつわる記憶が消えるという証明として描かれているのに対し、
恵は過去に大切にしていたものを再現したいという過去に囚われているとも、
未来へ進んでいるとも捉えられるような、
より現実を生きる人間よりの話となっています。
一瞬とはいえブレインバーストの世界に復帰したことで、
現実の恵にも多少なりの影響を与えたっていうのはまさに奇跡というか。
今後どのようになるかはわからないけど、"どちらの世界が"ではなく、
"どちらの世界も"彼らにはまだまだ必要ってことなのでしょうか。
んで、ルカ、マナ、クリキン絡みの話ですが、
これは加速研究会が絡んでいるのかな?
名前は一切出てきてないので単なる憶測なんだけど、
神獣級をテイムできるアイテムを入手なんて話があればすぐ広まるところなのに、
表に話が出てきていないとか、バックドアプログラムとかの手口からなんとなく。。
まぁどちらにしろ、クリキンの巨大ロボットカッコいいってことでw
こういうお遊びというか、お互いが楽しめる戦いこそが
バーストリンカーの通常なのだろうね。
3話め「バーサス」はこれぞ短編ならではの、
「アクセル・ワールド」と「ソードアート・オンライン」のコラボ。
設定は完全にこじ付けなんだけど、時を越え、システムを越えて
ハルユキとキリトの対戦が実現したってのが熱いです。
結果的にはノーカウントなんだけど、
個人的には初めて触れるシステムに対するキリトの順応性が驚嘆ですね。
いわゆる対戦格闘ゲームは、基本的な強さがあっても、
システムを知らないと力なんて数割しか発揮できないもの。
それを一戦の間に把握して更に応用までするとか並じゃないです。
ハルユキもキリトに迫る力を発揮したりと、
持てるポテンシャルを如何なく発揮してくれました。
素手で剣に挑んでいるのに、前に出ることを臆さない勇気が凄い。
銃弾避けとか訓練してるだけあります。
内容的には本当の意味でサービスといった感じだけど、
夢のコラボなだけあって面白かったです。
3話とも見所たっぷりのいい短編集でした。
個人的には今後本編に登場する可能性のあるアクア・カレントの話が
一番印象に残ったかな。
で、巻末にはいつもの川原礫作品の刊行情報。
「アクセル・ワールド」11巻は来年夏頃。
「ソードアート・オンライン」9巻は来年2月10日予定。
アニメ化が関係してる都合か、どちらも若干の間が空く形となります。
来年は両作品ともこれまで以上に取り上げられるかもですね。
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