慰安婦碑撤去要請に抗議 NYタイムズに全面広告
【ニューヨーク聯合ニュース】旧日本軍の元従軍慰安婦に対し謝罪や補償を求める全面広告が3月に続き、29日付の米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)に掲載された。
「覚えていますか?」という題の今回の広告は、最近、日本政府が米ニュージャージー州パラセイズ・パーク市公立図書館の慰安婦碑について撤去要請を行ったことに対する抗議の意味がこめられている。
広告の背景は、1970年代に西ドイツ(当時)のブラント首相がポーランド・ワルシャワのユダヤ人虐殺被害者慰霊碑前でひざまずいて謝罪している写真。「心からの謝罪によって、ドイツは世界平和に大きく寄与するようになった」と説明した上で、「日本はドイツの行為から学ぶ必要がある」と主張した。
広告は、韓国の広報専門家として知られる誠心女子大学の徐敬徳(ソ・ギョンドク)客員教授が企画し、韓国の歌手キム・ジャンフンさんが掲載費用を出した。
2人は慰安婦関連の動画広告を制作し、米CNNテレビなどのメディアで放映する予定だという。
ニューヨーク・タイムズに掲載された全面広告=29日、ニューヨーク(聯合ニュース)
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