慰安婦問題の解決訴える水曜集会 あす通算千回
【ソウル聯合ニュース】旧日本軍による慰安婦強制動員問題の解決を求め、韓国挺身隊問題対策協議会が1992年1月から毎週水曜日にソウルの日本大使館前で行っている「水曜集会」が14日で1000回を迎える。
これまで多くの被害女性が亡くなった。韓国挺身隊問題対策協議会によると、先月にタイでノ・スボク氏(90)が、今月には中国でパク・ソウン氏(94)が亡くなった。今年だけで15人が死亡し、政府に登録された234人の被害者のうち、生存者は64人となっている。慰安婦被害者として登録された170人が結局、最後まで日本政府から謝罪も補償も受けられないまま、この世を去った。
水曜集会の模様=(聯合ニュース)
生存している被害女性らの平均年齢もすでに86歳。2006年以降、毎年10人前後が亡くなっており、問題の解決が急がれる。支援団体関係者らは1日も早く日本の謝罪と法的補償を受けることが何より重要だと指摘する。
13歳の時に満州に連れて行かれたキル・ウォンオク氏(84)は「被害者が皆死ねば、(慰安婦問題が)終わると思っているならと大きな間違い。生きていても死んでも日本政府に謝罪を求める」と強調した。
イ・オクソン氏(84)も「水曜集会で毎回同じ話を繰り返しても変わることがなく脱力するが、それでもわずかな望みをかけ、毎週水曜日に日本大使館前にくる」とため息をついた。
韓国挺身隊問題対策協議会の関係者は、「時間がどんどん少なくなっている。日本政府は深く反省し、被害女性らが集会を行わないようにすべき」と指摘した。