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オスプレイ 小さな操縦ミスも事故
7月14日 11時50分

オスプレイ 小さな操縦ミスも事故
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沖縄への配備が予定されている最新型輸送機「オスプレイ」について、アメリカ国防総省の性能評価に当たった専門家がNHKのインタビューに応じ、オスプレイの操縦では、小さなミスが重大な事故につながる可能性をはらんでいると指摘しました。

NHKのインタビューに応じたのは、国防総省の関係機関である国防分析研究所でオスプレイの性能に関する分析を行い、2003年に評価書をまとめたレックス・リボロ元分析官です。
リボロ氏は、オスプレイが近く沖縄の普天間基地に配備されることについて、「沖縄の空港周辺を飛行しているかぎりは、現在、普天間基地で運用されているヘリコプターより安全だ」との見方を示しました。
そのうえでリボロ氏は、「通常の航空機と異なり、オスプレイの場合は、パイロットの小さなミスが大事故という結果をもたらすことは当初から明らかだった。特に戦場で使用された場合に事故が懸念される」と述べ、オスプレイの操縦では、小さなミスが重大な事故につながる可能性をはらんでいると指摘しました。
さらに、国防総省が事故原因を調査している、ことし4月に起きたモロッコでの墜落事故については、「回転翼を動かすスイッチを数分の一秒、長く押したために発生したものだ。パイロットのミスではあるが、ひどい操縦だったとは言い切れない」と述べました。
こうしたことからリボロ氏は、「オスプレイの事故発生率は今後、悪化していくだろう」という見方を示しました。

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