仕事柄、製薬会社さんと
話をすることが多いです。
先日話しててすごく
いやな気分になったことがあります。
たとえば抗がん剤などを
投与している患者さんは
副作用が出やすいので
避妊を勧められます。
子どもにも影響がでるかもしれないので・・・
で、そんな方や配偶者が
もし妊娠されると
それは「有害事象」という扱いになります。
なんだか不思議でしょ?
妊娠が「有害」だなんて・・・
でも確かに胎児にとって
悪影響が出るかもしれないわけなので
「有害」なんですよね。
そして、実際に
抗がん剤ではないんだけど
影響の出やすいあるお薬を
服用中に妊娠された患者さんが
いたそうで、その事象説明で
製薬会社さんが
医師に面会に来ました。
その話を横で聞いていたのときのことです。
製薬会社さんは説明中に何回も
「この患者さんは
子どもを作られて」
って言うのです。
なんかその
「子どもを作る」っていう
言い回しがすごくいやで・・・
「妊娠した」でいいじゃない!
って思ったんですよ。
あとで
一緒にいた看護師さんにも
「あの言い方いやじゃないですか?」
と聞いたら
「うん、私もそう思った~」
って言ってました。
なんていうか・・・
子どもは作るものじゃなくて
授かるものだと
思うんですよね・・・
近年、不妊の方も増えてますし。
これに限らずいろんな面で
ことばには気をつけなくちゃなって
改めて思いました。
聞く方の捉え方で
全然意味が違ってきたり・・・
難しいことだけど
せっかくの伝えたいことを
捻じ曲げてしまわないように
していかなくちゃと思います。