大津・中2自殺:校長「けんかと思った」 いじめ認識否定

毎日新聞 2012年07月14日 23時29分(最終更新 07月15日 09時05分)

自殺した生徒への学校側の対応について話す生徒が通っていた中学校の校長(手前)=大津市の市教委で2012年7月14日午後7時30分、小関勉撮影
自殺した生徒への学校側の対応について話す生徒が通っていた中学校の校長(手前)=大津市の市教委で2012年7月14日午後7時30分、小関勉撮影

 大津市の市立中学2年の男子生徒が昨年10月に自殺した問題で、生徒が通っていた中学の校長が14日、問題発覚後初めて記者会見し、生徒が亡くなる6日前に「生徒がいじめを受けている」との情報を受け、担任らが話し合っていたことを認めた。しかし、「けんかと思った。自殺前にいじめの認識はなかった」と強調。具体策を講じなかったことについて「対応が不十分だったと認めざるを得ない」と述べた。

 会見には沢村憲次教育長が同席。校長は、自殺前の昨年9月30日と10月5日の2回、男子生徒へのいじめに関する情報が寄せられていたと認めた。ただ、1回目は校長に報告がなかったという。

 こうした情報があったにもかかわらず、いじめを把握できなかったことに対し、「当事者からの聞き取りだけで終わっていて突っ込みが足りなかった。私どもの大きな判断の見落としだと感じている。子供に対する見る目、対応の仕方がまずかった」と述べた。

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