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【サッカー】

横浜M・斎藤 先制“アシスト”&決勝点

2012年7月15日 紙面から

◇J1第18節 横浜M2−1G大阪

 各地で9試合を行い、広島はFW佐藤寿人(30)の2得点など川崎を3−0で下し、仙台は名古屋と0−0で引き分けた。広島は勝ち点36で仙台と並んだが、総得点差で今季初の首位に立った。仙台は2位に後退。横浜Mはロンドン五輪代表FW斎藤学(22)の決勝点で、G大阪に2−1で競り勝った。磐田は札幌に4−1で快勝。柏は清水に5−3で逆転勝ちした。

     ◇

 FW大黒の見事な切り返しに、G大阪のDF藤春は完全に振り切られた。そのまま左足で放ったシュートはGK藤ケ谷に止められたが、そのこぼれ球に飛び込んできたのがMF斎藤だった。

 体ごとゴールに飛び込むような右足のシュートがネットに突き刺さったのは後半ロスタイム。すでに時計の針は49分を指していた。「GKに(左)肩が当たって痛かったんですけど、みんな上から乗ってきて…。痛みより喜びの方が大きかったですけど」。横浜Mに勝利を運び込む決勝ゴールに、斎藤は満面の笑みを浮かべた。

 チームから唯一のロンドン五輪代表に選出。しかし、リーグ戦では5月12日の広島戦以来、約2カ月もゴールがなかった。「五輪に行く前に本当に点が取れてよかった。チームにとっても自分にとっても大きい」。得意のドリブルは成功しても、ゴールにならないもどかしさはこれでついに解消だ。

 日本代表のDF栗原は「アイツがカギを握ってると思う。活躍すれば上(決勝トーナメント)にいけると思うし、ダメなら…。頑張ってきてほしい」と話し、斎藤が五輪代表のキーマンだと予想する。「スタメンで出られるようにアピールは続けます。途中からになってもその役目で自分の良さを出す。スペイン相手でもドリブルで仕掛けたい」。斎藤は最高のイメージを持ったまま、英国へと旅立つ。 (荒川敬則)

 

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