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都の尖閣上陸 申請後慎重に判断7月13日 14時35分
藤村官房長官は記者会見で、沖縄の尖閣諸島の購入を検討している東京都が、現地調査を行うため、島への上陸許可を国に求めるとしていることについて、東京都から具体的な申請があった時点で慎重に判断する考えを示しました。
尖閣諸島を巡って、野田政権は、国有化するために島を買い取りたい考えですが、東京都の石原知事は、まず都が購入したあと、国に引き渡す考えを示しており、東京都は購入に向けた測量などの現地調査を行うため、島への上陸許可を国に求めることにしています。
これに関連して、藤村官房長官は記者会見で「政府としては、これまで原則、政府関係者を除き、なんびとも尖閣諸島への上陸は認めないという方針をとってきている」と述べました。
そのうえで、藤村官房長官は、記者団が「東京都から上陸許可を求められた場合、認めない方針か」と質問したのに対し、「政府が方針を固めた事実はない。今後、具体的な話があった時点で、上陸の必要性や地権者の意向、それに、尖閣諸島の平穏かつ安定的な維持管理といった点を総合的に勘案して、内閣が対応を判断する」と述べ、東京都から具体的な申請があった時点で慎重に判断する考えを示しました。
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