大津市教育委員会の幹部ら(提供/共同)
昨年、当時13歳だった大津市の中学2年の男子生徒がマンションから飛び降り自殺した問題。加害者生徒らが被害者生徒に対して「いじめの練習」をさせていた事に関して担任教師らは適切な対応を行わなかったほか、市教委が原因調査のために第三者委員会を設置するといった処置の方法がある旨を男子生徒の遺族に伝えずに、内部だけの調査で打ち切っていたなど、中学校のずさんな対応が明らかになっている。
大津いじめ自殺:調査委設置、遺族に打診せず 市教委 - 毎日.jp
大津中2自殺、本人が担任に「いじめ受けてる」 - YOMIURI ONLINE
「自殺練習」直接見てない 大津市教委釈明 - CHUNICHI Web
この問題をめぐり、生徒が通っていた中学校に爆破を予告する脅迫文が送られ、9日夜に職員が警察に届け出る騒ぎとなった。警察によると、脅迫文には「いじめに関わった生徒と教師は謝罪しろ。さもないと中学校と教育委員会と警察を爆破する」と書かれていたとつたえられている。
警察は業務妨害事件として中学校周辺に対する警戒を強化していて、中学校側は10日の休校の処置をとる流れだ。